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少し前に、トレック・セガフレードも使うイタリアのタイヤブランドのピレリ(Pirelli)から、ガチレース向けの同社最タイヤ、P Zero Race TTが発表されたと紹介した。それはまさに最速を競うタイムトライアル用タイヤだったわけだが、そのピレリから今度は通常のチューブレスレディタイヤとして新しく進化したP Zero Race TLRが発表された。
ピレリ曰く、転がり抵抗を24%も減少させたとのこと。
情報源:Pirelli revamps P Zero Race TLR tyre and claims 24 per cent reduction in rolling resistance
ピレリが進化させた今回の第2世代P Zero Race TLRタイヤは、TLRの名前どおりチューブレスレディとなる。そして28mm幅タイヤの場合ならば第1世代よりも転がり抵抗が24%も低い。
使っているコンパウンド素材は同社お得意のSmartEVOのままだが、どうやら第2世代のP Zero Race TLRにはアラミド繊維も使われており、その新しい素材構成が第1世代とくらべてより薄く、ケーシングもよりしなやかに、そして転がり抵抗もより低くすることを成功させた。
ピレリからは少し前にP Zero Race 4Sというオールシーズン向けの対パンク性能もグリップ力も高いうえで、なおかつ同時に速さも犠牲にしない万能型タイヤが発表されたばかりだが、今回のP Zero Race TLRはその4Sよりもレース向けと言えるだろうか。
この新しいP Zero Race TLRの重量は不明で、価格は£77.99(700×26:約1万2500円)から。