ポガチャル「150mまで待った」。リエージュも優勝すれば史上初の記録が誕生へ
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昨夜の2023フレッシュ・ワロンヌでアルデンヌ・クラシッで2連勝を達成し、完全制覇に王手をかけたタデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)。そんなポガチャルはレース後に「優勝はいつでも楽しい」と語り、いくつものレースで優勝してもなおまだ勝利への貪欲さを失っていないことを示す。
情報源:‘You don’t get bored crossing the line first’ – Tadej Pogacar on winning yet again
完璧なチームプレー
ポガチャルはレース後のインタビューで、フレッシュ・ワロンヌで勝てたのはチームが困難な仕事を完璧にこなしてくれたからだと話す。チーム力なしでは今日は勝てなかっただろうと。逃げを追う展開になったが、どのチームもUAEには協力してくれなかったと語る。UAEがプロトンを牽引しなければならない状態になっていた。そんな状態で完全にレース展開をコントロールしきったチームを彼は称える。
ポイントはユイの壁の直前の平坦区間だったようだ。ポガチャルは「そこでもし自分一人になっていたら無駄な脚を使わされただろう」と語り、ユイの壁までしっかりと自分を守ってくれたチームメイトの重要性を語る。とにかくハイペースでメイン集団を引くことで、ライバルたちのアタックを封じ込めたことが勝利につながった。
そしてユイの壁ではロマン・バルデが後半にアタックをしかけたが、そこでの攻防については、
“The team put me in the best place, and I was in control until the last 200m, where Bardet attacked, but I knew it was too soon,”
訳「チームのおかげで自分はベストポジションをとれたわけ。ラスト200mまでは自分でしかけずに待ってたのよ。そこでバルデがアタックしたけど。でもまだその時点ではスプリントには早すぎるとわかってたからね。」
“About 150m to go was my goal [to attack], and I tried to do my best from there.”
訳「残り150mが自分のターゲットだった。そこから全力全開スプリントを狙ってたのよ」
このように、これまでのフレッシュ・ワロンヌとは違い、最後の最後の瞬間までしっかりと待ち続けたと話す。これまでの反省をふまえてしかけるタイミングを修正してきた。
リエージュで優勝すれば、史上初の記録達成の快挙
仮に次のリエージュでポガチャルが優勝すれば、ツール・ド・フランス総合優勝経験者で、しかも同一年度のアルデンヌ・クラシック完全制覇は史上初の快挙となり、歴史的な記録が誕生する。あの史上最高のロードレース選手のエディ・メルクスですら達成できなかったことだ。
さらに、今年のツールを総合優勝すれば、「同一年度のツール制覇かつアルデンヌ・クラシック制覇」ということになり、さらなる特別な伝説が誕生することになる。
モニュメント完全制覇という観点からは、ポガチャルはすでに2021年のリエージュで優勝している(同年イル・ロンバルディアも優勝)ため、あとはパリ~ルーベとミラノ~サンレモ(忘れてたので追加)を残すのみとなっている。
ミラノ〜サンレモ「あの…私は…?」
あ、忘れてた・・・
感謝!
最近はポガちゃんがアタックしたら、誰も付いてけないパターンが脳裏に浮かんでしまうようになりました^ ^;
それにしても彼のダンシングは特徴ありますね。
ハンドル幅が狭めなこともあるし、あまりバイクを振らず、肩で持ってくような印象。
ポガチャルのダンシングは胸と肩をがっちり固定して一体化させる感じブヒね。あまりハンドルを振らない?みたいな。
個人的に一番好きなダンシングはサイモン・イエーツだけど、プロでもダンシングのスタイルはいろいろブヒね。