UCIが正式にロシア選手の大会参加を許可
UCIが正式に、ロシア人選手とベラルーシ選手の大会参加許可を発表。条件を満たせば世界選手権などにも参加可能
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今も続くロシアとウクライナの戦闘。ロシアによる侵攻はスポーツ界にも悪影響を及ぼし、ロシア国籍とベラルーシ国籍の選手はUCIのロードレースにも出られなくなり、ロシア国籍のチームだったGazprom-RusVeloは消滅という憂き目あった。
しかし、今年の2月になりこのブログで、UCIはロシアやベラルーシの選手について世界選手権に出られるようにする可能性があると紹介した。(過去記事:UCIがロシア・ベラルーシの選手への制裁の緩和を検討。今年の世界選出場に道すじ)
そして昨日、UCIから正式に、条件を満たせばロシアやベラルーシ選手もUCI主催のレースなどに出場できると発表した。
参加条件としては第1に、中立の立場の個人の資格で参加することだ。中立の立場とは、ロシア政府やベラルーシ政府、両国のオリンピック委員会となんらの関係もないことが必要となる。
第2の条件は、両国の国旗やエンブレムなどを使わない、それらを施したウェアなどを着用しないというものだ。
さらに、ウクライナ侵攻に賛意を示すことも許されず、もしそれをすれば大会から排除される。
一方でチームという観点では、ロシア国籍やベラルーシ国籍のチームは今後も大会出場は許されない状態が続く。
このような条件をクリアすれば、各選手はたとえば6月1日から始まるMTBワールドカップに参加することも可能だ。