【悲報】レムコ・エヴェネプールがジロをリタイア。コロナ感染

スーダル・クイックステップ（SoudalｰQuickStep）のエースで、現在マリア・ローザを着るレムコ・エヴェネプール（Remco Evenepoel）が、レース後のコロナ検査で陽性となり、ジロ・デ・イタリアをリタイアすることになった。

レムコは、昨夜の雨の中の個人タイムトライアルとなった第9ステージで優勝し、アンドレアス・レックネスン（Andreas Leknessund）を逆転し、総合1位に返り咲いてマリア・ローザを再び手にしていた。まだまだこれからマリア・ローザを着てどんな走りをするのか期待されていたが、残念すぎる結末となってしまった。

レムコは今回のリタイアについて、

“I am really sorry to be leaving the race. As part of the team’s protocol, I took a routine test, which unfortunately was positive. My experience here has been really special and I was looking forward to competing over the next two weeks. I can’t thank enough the staff and the riders who sacrificed so much in preparation for the Giro. I will be cheering them on over the next two weeks”

訳「本当に残念だがジロをリタイアすることになった。チームのコロナ対策の1つとしていつものコロナ検査だったが不幸にも陽性となった。ジロでのこれまでの経験はとても特別なもので、これからの2週間を楽しみにしていたのだが。スタッフやチームメイトにはいくら感謝してもしたりない。ジロの準備にのために相当献身してくれたいたから。これからはチームメイトをしっかり応援したい」

と話す。

昨夜までの総合トップ10をまとめると次のようになっている。

レムコがいなくなるため、2位のゲラント・トーマス（Geraint Thomas）がマリア・ローザとなる。今後はイネオスのダブルエースのGとゲイガン・ハート対プリモシュ・ログリッチ（Primož Roglič）という構図になるだろうか。そこにチームUAEやBora-hansgroheがどのように絡んでくるのかがポイントになる。