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これまで長くクイックステップでスプリンターのために最終発射台を務めてきたプロトン屈指の名リードアウトマンといえば、デンマーク人の38歳のベテラン選手のミケル・モルコフ(Michael Mørkøv)。クイックステップに数えきれないスプリント勝利をもたらしてきた名アシストの一人だ。
だが、そんな彼が「もうクイックステップに自分の居場所はないかも」と話し、移籍を示唆するコメントを地元のデンマークメディアに対して語ったようだ。
情報源:Michael Morkov insatisfeito na Soudal Quickstep: “Não sei se este é o lugar certo para mim”
本人が言うには、やはり昨年のブエルタで総合優勝し、続けて世界選手権でも優勝、さらに先日ベルギーチャンピオンにも輝いたレムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)の目覚ましい活躍がチームの戦略を大きく変えたようだ。
これまで石畳クラシックなどのワンデイレースでの優勝と、ステージレースでのスプリント勝利を重視してきたクイックステップがこれからさらにレムコのためにグランツール総合優勝をより重視する戦略へ変わっていくなかで、逆にスプリント勝利の重要度はこれまでよりも下がる。
そのことが、ミケル・モルコフにとって「来年から自分の居場所はクイックステップにあるのだろうか」という疑問を抱かせているとのこと。また実際にモルコフの契約は今年いっぱいだが、現時点では契約延長の保証はないらしい。ただチームのボスであるパトリック・ルフェーブルとは交渉中のようだ。
彼自身はあとしばらくは現役を続けられる実力があるとの自負があるため、他チームへ移籍する可能性も考えているとのこと。特に、ノルウェーのUno-Xにはかなり興味があると明言している。