ジーノ・メーダーの死亡事故をうけ、ツール第17ステージに30Mのマットを安全対策として導入。ゼッケン61番は欠番に
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今年のツール・ド・スイスの第5ステージでバーレーン・ヴィクトリアスのジーノ・メーダー(Gino Mäder)が山岳の下り途中で落車して崖下へ転落し、そのまま帰らぬ人となった事故があったのを誰もが覚えているだろう。次の記事でその事故を伝えた。
- ジーノ・マーダーが水中で意識不明で発見。ヘリで救急搬送。2023ツール・ド・スイス第5ステージ
- ジーノ・マーダー死亡。2023ツール・ド・スイス第5ステージで落車し崖下へ転落
- ジーノ・マーダーの死をうけて2023ツール・ド・スイス第6ステージはニュートライズで追悼走行へ
この事故を受けて、今日から始まる2023ツール・ド・フランスでも新たに安全対策がいくつか追加で導入されることにになった。それはスキーの世界選手権でも使われる30メートルにも及ぶ範囲のマットを崖下に敷くことだ。
情報源:30-metre mattresses will be used on key Tour de France descent
このマットは第17ステージの山岳Col de la Lozeの下りに使われる予定だ。ようするに危険度の高い下りだということ。その箇所は次の元鉄人アダム・ハンセン(プロ選手組合CPAの会長にして、コンチネンタルチームWSA KTM Graz p/b Leomoにも所属)のツイートを見てほしい。
I am glad to announce that we had a call with @amaurysport, @AigcpOfficial, @UCI_cycling regarding the downhill finishes on stage 14 and 17 @LeTour. ASO will have warning Audio signs well before corners, new ashfelt(which was a main concern for the riders) and barriers with… pic.twitter.com/Bq5WPi8q4v
— Adam Hansen (@HansenAdam) June 29, 2023
また道路の再舗装、音によって選手に危険を知らせるといった安全策も講じられる。
なおゼッケン番号61番は本来ならばチームUAEの最初の選手がつけるはずだったが、ジーノ・メーダーを悼んで欠番とされる。(情報源:Tour de France remove race number 61 in remembrance of Gino Mäder)
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