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今夜の2023ブエルタ・ア・エスパーニャ第3ステージは、大会3日めにして早くもゴール前に1級山岳が2つ連続で登場する。今年のブエルタのあたおかコースを象徴するようだ。
8月28日(月)午後9:50〜
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) August 27, 2023
Cycle*2023 ブエルタ・ア・エスパーニャ 第3ステージ
【スリア 〜 アリンサ.ルアンドラ】158.5 km(山岳)
解説:栗村修さん
実況:サッシャさん
〜J SPORTSオンデマンドでLIVE配信〜https://t.co/XRHW9GhuR2#LaVuelta23 #jspocycle pic.twitter.com/lpIbrTZAeG
このようにゴール手前に2つの1級山岳、それもどちらも標高2000m近いものが登場する。ポイントは最初の1級オルディノ峠にボーナスタイムが設定されていることだろうか。そのオルディノはこんな登り。
オルディノ峠は登坂距離17.3km、平均斜度7.7%。斜度10%区間が前半に登場するが中盤からは普通の登りっぽい感じ。基本的には登坂距離が長いもののそこまで難易度は高くない。だが大会3日目でいきなり標高2000メートルという酸素が薄くなる地点まで登るため、その酸素濃度(?)に体が慣れていない選手にはきついものとなるだろう。直前まで高地トレーニングをつんでいた選手のほうが有利か。
そしてこのオルディノ峠と同じ1級なのにオルディノ峠よりも倍ぐらい辛そうなのが最後のアリンサル山だ。次のようなプロフィールとなる。
アリンサル山は登坂距離こそ8.3kmとオルディノ峠の約半分で、平均斜度も7.7%と同じ。しかしそのくせ同じ1級ということは平均斜度こそ同じだが、斜度がきつい区間が多く登場するということだ。上の画像のとおり最大斜度13%。ゴール前も10%区間を踏み続けることとなる。おそらくこの登りのほうが選手にとってはきついはずだ。
1級山岳は山岳賞ポイントで最大15ポイントもらえる。この15ポイントだけで昨日の山岳ポイント(3級2つと2級1つ)の合計ポイントを超えられるため、今日で山岳賞ジャージの着用者が入れ替わる可能性が高い。昨日が終わった時点で山岳賞ジャージはJayco-AlUlaのマッテオ・ソブレロ(Matteo Sobrero)だが、チームとしてもジャージを死守しようとしてくるだろうか?その場合はスプリンターのカーデン・グローブス(Kaden Groves)はほっておいてチーム全体でディーフェンス!ディーフェンス!となるか。
あとはやはり総合勢が最後のアリンサル山でどう動いてくるか。確実にヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)とプリモシュ・ログリッチ(Primož Roglič)が最後にアタックをかけてタイムを奪いにくる気がする。両者が攻撃するか、それともどちらかが攻撃して一方はアシスト的な動きに終始するのか?どちらにしろJumbo-Vismaが動けばかなりエキサイティングな展開となるだろう。
優勝予想はヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)。