E3とは正反対!2021ヘントの結果と感想

さきほど終わったヘントことヘント〜ウェヴェルヘム(Gent-Wevelgem)の結果と感想を簡単に。

ヘントはE3とは少し異なる性格を持つ。それはベルギー特有の石畳の登りよりも平地メインのレースなのでスプリンターたちが優勝候補になること。だが距離は250kmという長距離レース。とにかく長いレースであるために平地が多いといっても、ペース配分や補給、そしてチーム力が問われる。

先日のE3では、Deceuninck-QuickStepがロードレースの教科書に載せるべき完璧なレース運びとチーム力を見せつけ、個として圧倒的な実力を持つマチュー・ファン・デル・プールとワウト・ファン・アールトを撃破した。

だがしかし、今日のヘントではある意味でE3とは真逆の展開となった。

中盤で横風分断!

今回のレースの最大にして唯一のポイントは横風である。この画像のような状態になり集団が大きく分断してしまったのはゴールまでまだ100kmもあるような地点である。まだまだ中盤の地点でこうなった。

もともとヘントは横風で勝負が左右されること、天候で左右されることが多いレースである。

そして先頭集団に残ったのは25名。最大勢力はBikeExchangeか?エースのマイケル・マシューズを勝たせるため、人数を揃えていた。

だがそんな先頭集団からもちょっとした登りなどで少しずつふるいがかかり、やがて10人弱の小集団になっていく。ここにJumbo-Vismaがファン・アールトとファン・ホイドンクとの2人で最多。それ以外のチームは1人ずつ。Deceuninck-QuickStepはサム・ベネット1人。

本来ならばヘントでの横風などを知り尽くしたDeceuninck-QuickStepが、横風分断作戦をしかけて先頭にチームメンバーを数多く揃えて有利に運ぶもの。しかし今回のヘントではDeceuninck-QuickStepがサム・ベネット以外全滅。E3ではあれほどのチーム力を見せつけたにもかからず、ヘントではお粗末なレース運びとなってしまっていた。

残り16km:サム・ベネット「謀ったなファン・アールト!」

そのまま9名は追走集団を全く寄せ付けず快調に逃げ続け、もはや最後はその9名全員のゴール前スプリントで決まるのか。そう思っていた矢先、残り16kmあたりでJumbo-Vismaがしかけた。

おそらくサム・ベネットがきつそうだと、ファン・アールトあたりが気づいたのであろう。一度集団のスピードをあげて、サム・ベネットがついてこれるかどうか判断しようとある作戦を実行した。

ローテーションの途中で自分が「楔」となり、チームメイトのホイドンクを単独で先行させ、それをライバルたちに追走させる作戦だ。慌てたライバルたちは思惑どおりにホイドンクを追いかけたが、サム・ベネットとファン・ポッペルの2人だけが加速できず、脱落。サム・ベネットは全く足が回せておらず、もはや限界といった様子で落ちていく。

Jumbo-Visma見事ナリ!

7名のスプリント合戦!その結末

そして最後は残った7名でのスプリント。その結末はこちらの動画でどうぞ。

いやー強いわ。中盤から100kmもエースのファン・アールトを引き続けたホイドンクが強かった。そしてDeceuninck-QuickStepは作戦ミスか自滅か?

なお、ロンド(フランドル)を主催するフランダースクラシックのレース日程は次のようになっている。見逃さないよう注意を。

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