ついにログリッチ移籍か。合併が状況を一変させる
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これまでずっとまことしやかに囁かれ続けていたユンボ・ヴィズマのエースの1人、プリモシュ・ログリッチ(Primož Roglič)の移籍が確定ほぼ確定か、という状態になったようだ。(追記:確定ではなく、ほぼ確定と修正したのは移籍しない選択肢が0%とは言えないから)。オランダメディアのWielerFlitsによると、複数のチーム関係者が同メディアやEurosportにそのように語ったらしい。
情報源:Primoz Roglic mag vertrekken: INEOS Grenadiers richt pijlen op Sloveen
ただ移籍先のチームはまだ明らかになっていない。どうやら10/1までにログリッチは契約相手を決定するようだ。もちろん移籍しないという可能性もなくはない。
なお、報道によると一時金(手打金)を払うことで移籍可能となるようだ。
突然の急展開という感じもするが、これはもちろんユンボ・ヴィズマとスーダル・クイックステップの合併(ユンボ側による買収?)という可能性出てきたからだ。
合併により既存の契約やこれまでのチーム戦略がガラっと変わる。レムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)も合併後の新チームに加入するとすればグランツールエースのチーム内争いという点でも大きな変化が生まれる。
これまでユンボはログリッチを手放そうとしてこなかったが、ユンボとしてもログリッチとしてもこれまでの契約の前提となっていた条件・環境が一変する。ユンボ側からすればレムコが加わるならばログリッチを手放しても構わないと考え、ログリッチ側からすると自分がツール・ド・フランスで絶対的エースとなれるチャンスを掴みたいと考える。
このように合併によってログリッチの移籍に青信号が灯ったわけだ。
さてこうなると合併の成否以外の最大の関心事はもちろんログリッチの移籍先。上述のようにまだそれは決定されていないようだが、海外メディアはイネオスをその最有力候補としているようだ。イネオスにはベルナルとGがいるものの、ベルナルは大怪我からの回復途上で全盛期の強さにはまだ戻れていないこと、そしてGはおっちゃんだということで、ツールで総合優勝を狙うにはやや弱い。そこでログリッチというスターがほしいところ。予算も潤沢だ。
次に候補となっているのがバーレーン・ヴィクトリアス。こちらもこれまでグランツールエースだったミケル・ランダ(Mikel Landa)がスーダル・クイックステップ(SoudalーQuickStep)に行くことになっているため(あれ?合併したらランダどうなるんだ?再契約の合意はすでにしているのか?)、これまでずっとグランツールエースだった人間がいなくなる。というわけで、バーレーンもログリッチを取りたい事情がある。
また、先日紹介したようにリドル・トレックも当然狙っているし、ジェイコ・アルウラー、モビスターなどもログリッチを狙っているとのこと。
移籍確定だとは思うが、残留も0%とは言えない。はたしてどうなるか。
やはりツールで総合優勝したいと思いますので移籍なのかな〜ただ、移籍先がユンボ程のアシスト力があるか難しい気もします。ファンとしては、また表彰台で素敵なテレマークが見たいので応援します^^
ファンとしても1つのチームに強すぎる選手が集まるよりも、多くのチームがグランツール総合優勝を争って混沌となるほうが絶対おもしろいブヒね。
なので移籍は大歓迎というファンも多いと思うブヒね。