【厳しい自転車産業】ヘルメット安全技術会社Mipsも売上3割減。だが最悪の状態は脱したか

ロードバイク用ヘルメットの安全対策技術として数多くの有名ブランドに採用され、実質的に標準規格のようになっているテクノロジーがMips。同技術はまさに名前どおりのスウェーデン企業Mips社が開発したものだ。

そんなMipsが最新の決算報告で売上が3割減となったことを明らかにした。

情報源：Continued weak cycling demand blamed as Mips sales fall by a third

直近の四半期決算ではスポーツカテゴリー分野での売上が、前年同期で834万ユーロ（約13億330万円）だったのに対して今回は568万ユーロ（約9億700万円）まで減少。約30％の落ち込みとなった。

この減少の原因は、世界の自転車需要が弱いことだ。

だがしかし、2022年最終四半期の決算は46％の落ち込みだったことに比べると改善している。そのためMips社とすれば厳しい状況から脱する兆しがあり、長期の成長には確信があるとしている。