間接的にレッドブルがボーラ・ハンスグローエを買収へ。チーム親会社の株式の過半数を取得へ

レッドブルのオーストリア本社というべき、Red Bull GmbH（GmbH：ドイツ語で有限責任会社）がRD Pro Cycling、GmbH ＆ Co KG社とRD Beteiligungs GmbHの二社の株式を51％取得しようとしていることが発表された。

情報源：Red Bull GmbH; RD pro cycling GmbH & Co.KG und RD Beteiligungs GmbH

特に後者のRD Beteiligungs GmbHは、ドイツのワールドチームであるボーラ・ハンスグローエ（Bora-hansgrohe）を所有する企業であり、これは間接的にボーラ・ハンスグローエをレッドブルが買収しするものと考えられる。

昨年にいくつかの記事で紹介してきたが、そもそもレッドブルとボーラ・ハンスグローエはもともと提携していた。たとえば次の過去記事を見てほしい。

• Red Bullがログリッチのスポンサー？ボーラ・ハンスグローエとの契約内容について
• レッドブルがBora-hansgroheと提携し、ジュニア世代のスカウトプロジェクトをスタート

この買収劇は2023年12月29日にオーストリア政府当局（日本でいう公正取引委員会とか？）に申請が出されていたようだ。

この申請の事実が公になったことで、その買収によって法的または経済的に不利益などを受ける企業は、日本でいう公正取引委員会のようなオーストリア当局に意見書を提出することができるようだ。その期限は申請の事実が発表されてから14日以内。

はたしてレッドブルによる間接的なボーラ・ハンスグローエ買収はどのようになるのか？今後の展開に注目だ。