フィリプセンは今日こそ！？2024 ツール・ド・フランス第8ステージの結果とハイライト動画

今夜の第8ステージは公式情報では平坦ステージという扱いだが、獲得標高は2400mと立派なもの。しかも公式とは別のWEBサイトの情報では、公式サイトのコースプロフィールよりもずっとアップダウンがありそうに見えるという、よくわからない詐欺みたいなコースだと思われた。しかも最後はおそらくそれなりの登り勾配スプリントというフィニッシュだ。

第8ステージのコース

こちらの記事をご確認を。

今日は微妙に難しい。2024ツール・ド・フランス第8ステージのプレビューと優勝予想

レビュー、ハイライト

山岳賞逃げる

今日のスタートの様子を見て欲しい。注目ポイントは最前線に並んでいるメンツだ。

EF Education-EasyPostの選手がポガチャルらと並び最前線にいるのがわかる。

そして予想通りチームEFのニールソン・ポーレスとシュテファン・ビッセガーが逃げた。さらになんと山岳賞ジャージのヨナス・アブラハムセンもそれに加わり3名ので逃げとなった。

アブラハムセンは大会後半からの1級山岳や超級山岳をハイレベルでこなすのは厳しい。そこでできるだけ長く山岳賞ジャージをキープするためとにかく山岳ポイント貯金を稼げるだけ稼ぐという思惑だろう。

そして25kmほど走るとなぜかチームEFの2名が逃げから脱落。アブラハムセン単独で淡々と逃げ続ける展開となる。

最終的にアブラハムセンはなんと残り14kmになるまでずっと逃げ続けた。170kmずっと逃げていたことになる。

中間スプリント

「･･････」

🐷「･･････ヨシ！」

登りスプリント！

上述のように上り勾配のスプリントということを前提にするとワウト・ファン・アールトが狙ってそうだが、チームのトレインがあまり期待できず単騎で狙うしかないので少し不利か。

そこでリドル・トレックのマッズ・ピーダースンで！

ピーダスンはどうやらDNSらしいので、ビニアム・ギルマイに変更。

今日は微妙に難しい。2024ツール・ド・フランス第8ステージのプレビューと優勝予想

🐷「二日連続で的中！」

ギルマイは、この日は上で紹介したように中間スプリントで1位となり、そしてこのステージ優勝もとったことでポイント賞争いでまたリードを広げることに成功。まだまだツールは続くわけだが、ひょっとしたらこのままマイヨ・ヴェールはギルマイのものになってしまうかも。そうなればエリトリアは再び国を上げてのとんでもない大騒ぎになってしまう。

そしてヤスペル・フィリプセンはまた勝てなかった。昨年のツールは勝ちまくり、今シーズンも好調でマイヨ・ヴェール争いの筆頭候補だった。しかしこのツールではまだ未勝利。一昨日の降格処分ともあわせてかなり鬱積が溜まってそうだ。

レース全体のハイライト動画

結果

ステージトップ10

1	Biniam Girmay	Intermarché – Wanty	1位との差
2	Jasper Philipsen	Alpecin – Deceuninck	,,
3	Arnaud de Lie	Lotto Dstny	,,
4	Pascal Ackermann	Israel – Premier Tech	,,
5	Marijn van den Berg	EF Education – EasyPost	,,
6	Ryan Gibbons	Lidl – Trek	,,
7	Anthony Turgis	TotalEnergies	,,
8	Fred Wright	Bahrain – Victorious	,,
9	Alex Aranburu	Movistar Team	,,
10	Remco Evenepoel	Soudal Quick-Step	,,

総合トップ10

1	Tadej Pogačar	UAE Team Emirates	1位との差
2	Remco Evenepoel	Soudal Quick-Step	0:33
3	Jonas Vingegaard	Team Visma | Lease a Bike	1:15
4	Primož Roglič	Red Bull – BORA – hansgrohe	1:36
5	Juan Ayuso	UAE Team Emirates	2:16
6	João Almeida	UAE Team Emirates	2:17
7	Carlos Rodríguez	INEOS Grenadiers	2:31
8	Mikel Landa	Soudal Quick-Step	3:35
9	Matteo Jorgenson	Team Visma | Lease a Bike	4:03
10	Aleksandr Vlasov	Red Bull – BORA – hansgrohe	4:36

各賞1位

総合1位	Tadej Pogačar（UAE-TeamEmirates）
ポイント賞1位	Biniam Girmay Hail（Intermarché-Wanty）
山岳賞1位	Jonas Abrahamsen（Uno-X Mobility）
新人賞1位	Remco Evenepoel（SoudalｰQuickStep）