ログリッチ「脚がなかった。背中も痛いし、暑い」。2024ブエルタ・ア・エスパーニャ第9ステージでの守勢について
2024ブエルタ第9ステージでログリッチが攻撃しなかった理由。
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昨夜の2024ブエルタ・ア・エスパーニャは最初の休息日を前にして総合成績に大きな衝撃が走った1日だった。
その中で「第8ステージに続いて第9ステージでも最後に攻撃に出る」と予想されていたレッドブルのエースのプリモシュ・ログリッチだったが、ライバルのエンリク・マスのアタックには反応せずそれを見送り、自身はアシストとともにオコナーらの集団に残るという判断をした。レース結果だけ見ればそれは間違いではなかったとも言えるだろうが、それでもマスについていかなかった彼の姿にはやや疑問が残った。
前日の第8ステージとは異なるそのような走りについてレース後にログリッチは、「脚がなかった」と語る。
そして続けて、
“Definitely. I’d really had a hard time,”
訳「確実にそうだった。本当にしんどかった」
と語る。また、
“I had back pain,”
“I clearly didn’t have the legs” – Primoz Roglic suffering from bad back but survives first show of weakness at 2024 Vuelta a Espana
訳「背中に痛みがあった」
とも語り、ツール・ド・フランスでの落車の後遺症がまだ残っていることを正直に認め、加えて連日の暑さで本当に厳しいステージとなったとも振り返る。
ベン・オコナーと同じように昨夜はアダム・イエーツが逃げて大きく総合タイム差を取り戻し、総合順位は次のようになっている。
1 | Ben O’connor | Decathlon AG2R La Mondiale Team | 1位との差 |
2 | Primož Roglič | Red Bull – BORA – hansgrohe | 3:53 |
3 | Richard Carapaz | EF Education – EasyPost | 4:32 |
4 | Enric Mas | Movistar Team | 4:35 |
5 | Mikel Landa | Soudal Quick-Step | 5:17 |
6 | Florian Lipowitz | Red Bull – BORA – hansgrohe | 5:29 |
7 | Adam Yates | UAE Team Emirates | 5:30 |
8 | Felix Gall | Decathlon AG2R La Mondiale Team | ,, |
9 | Carlos Rodríguez | INEOS Grenadiers | 6:00 |
10 | David Gaudu | Groupama – FDJ | 6:32 |
依然としてベン・オコナーの有利は変わらないが、アダムが7位にまで大浮上し2位のログリッチとのタイム差は約1分40秒までに接近。ログリッチのコンディションが完璧でないこと、猛暑とコロナでいつコンディションが崩れても不思議はないことなどを考えると、今年のブエルタはまだまだ混迷した状態だと言えるだろう。
もう、暑すぎてやってられないみたいですね(笑)。
ログリッチはオコーナーに4秒タイムを稼がれてしまいましたが、調子が完全ではないにしろダメージが最小限になるようにうまく立ち回っていると思うので、まだ期待が持てそうです。
あーたしかにダメージを最小限にする走りは出来たと言えるブヒね。
ただ、本来なら最強レベルのアシスト陣が暑さや落車とかで本来の力を発揮できていないような感じもあるのでそこは不安。
ログリッチは怪我をする前にドーフィネで優勝してますけど、圧倒的な強さで勝ったという印象はなかったので、年齢的にもそろそろ落ち着いてきて、もう4強の一角というほどでもないのかなとも思います。
ログリッチを守りの総合エースにして、リポヴィッツも総合上位をキープしつつひと暴れしてもらえると面白かったのですが、ガンパーとデンツが早々に脱落していたし暑さには勝てないみたいですね。
たしかにログリッチはそんな印象ブヒね。そして今年のブエルタはやはり暑さが各チームの思惑・狙いに狂いを生じさせてる感じはあるブヒね。
生き残ってるアシストたちも普段よりも力を発揮しきれない感じがあるような。