レビュー
Rapha








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交通事故で骨折のレムコ・エヴェネプールは来年のジロ・デ・イタリア出場は難しいか
先日ベルギーでのトレーニング中に、停車中の車のドアが開いてそれに激突し落車したレムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)。
複数箇所の骨折などの重傷を負ったが幸いにも、脳などに自転車選手として致命的なダメージを負うことは免れ、しっかり静養していればそのうちトレーニングも再開できるという状態だ。
しかしそうはいっても複数の骨折であり、それが完治し全く痛みもなくレースができる体に戻るにはかなりの日数が必要となるだろう。実際、レムコ自身「4月初旬まではレースできないだろう」と話す。
昨日SoudalーQuickStepからCEOの座を降りて後継者にチームの指揮・運営を譲ることを発表したパトリック・ルフェーブル。最新の報道でも「レムコが来年ジロに出場するかどうかはまだなにも決まっていない」と話し、逆に確実にきまっているのがツール・ド・フランスだ。
そんな状態だが、仮にレムコがジロに出場するとなった場合にはそもそもそれに間に合うのかが問題となる。そしてもしジロに出場するつもりだったもののそれができなかった場合、再びジロとレムコはその運命が交わらなくなってしまう。
なぜならレムコはグランツールデビューしてまず2021年のジロ・デ・イタリアに初出場したときは第18ステージでDNS。そして二度目のジロ出場となった2023年はその第1週までは盤石の強さをみせつけたもののなんとコロナ感染により第2週目のスタートを切れずに最初の休息日でリタイアとなってしまった。そして来年のジロについてはそもそも今回の負傷の影響で間に合わないとなれば、両者の運命が交わるのを妨害する障害が神様によって設けられているのかと思ってしまう。
なお来年のジロ・デ・イタリアは5月10日からスタート。仮にレムコの言うとおり4月初めまでレースができないとなると1ヶ月でジロに間に合わせなければならない。間に合うとしても今シーズン初レースがジロという難儀さが残る。