レビュー


Rapha




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ポガチャルが落車して波乱の展開となった2025ストラーデ・ビアンケの結果、ハイライト動画、レビュー
2025ストラーデ・ビアンケは今年もタデイ・ポガチャルが出場し絶対的優勝候補。そして今年も途中まで万全のレース運びからの攻撃スタート。しかし、そんなポガチャルが未舗装路のコーナーで激しい落車!今年の大会もとんでもない展開となった。
そんな絶叫と手に汗握るクラシックというレースになった2025ストラーデ・ビアンケのレース展開、ハイライト、そして結果を。
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残り80km付近から始まる勝負どころの1つ、モンテ・サンテ・マリエの登り。ここでUAEトレインがポガチャルを牽引。ポガチャルがいつアタックするのかと思っていると、ポガチャルの背後にいたトム・ピドコックが先にアタック!
そしてそれにポガチャルが反応し、カウンターアタック!
モンテ・サンテ・マリエにて
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) March 8, 2025
ピドコックがアタック、ポガチャルがカウンター
前方に4人の先頭グループがいます
Cycle*2025 ストラーデ・ビアンケ#StradeBianche #jspocycle pic.twitter.com/jA4MoyhNQg
ここで一気に2人がペースアップし、先頭を一人逃げていたコナー・スウィフトに追いつく。スウィフトは2人に追い抜かされるも、途中で合流することに成功。3人での逃げが形成される。
#StradeBianche 💨 / 🇸🇮 Tadej Pogacar (UAD) ravitaille 🇬🇧 Tom Pidcock (Q36). Il s’amuse.
— Renaud Breban (@RenaudB31) March 8, 2025
pic.twitter.com/E3zZht2KHB
ポガ「くうかい?」
Tudorのオーナーのファビアン・カンチェラーラが補給スタッフとして立つ。マルク・ヒルシの発奮なるか?
残り50kmの下りを先頭で下っていたポガチャルがスリップダウン!豪快に路上を滑り、そのまま草むらへダイブ。
だが不幸中の幸いか、綺麗に滑ったこと、硬いフェンスや金属のポールもなく柔らかい草むらにそのまま突っ込んだことでポガチャルはすぐにレースに復帰。まずはそのままバイクにまたがるも、その後すぐにバイク交換。
こんな痛々しい姿のポガチャルを見るのは珍しい。左の脚、左の肘などから出血している。
ポガチャルが落車、路肩に滑りおちました😫
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) March 8, 2025
再乗しています、バイク交換も
ダメージが最小限でありますように🙏
Cycle*2025 ストラーデ・ビアンケ#StradeBianche #jspocycle pic.twitter.com/YYctolVM4E
ポガチャルに巻き込まれたコナー・スウィフトも無事にレースへ復帰。復帰したポガチャルは爆走して先行していた彼を追い抜き、一人単独で走っていたピドコックにすぐに合流する。ピドコックも若干ポガチャルらを待っていたような気配だったが、それでもポガチャルの鬼の追走にわけがわからない。
この後2人はトラブルなくランデブーを続ける。そして単独3位だったコナー・スウィフトはベン・ヒーリーらの追走グループに吸収される。
終盤は周回コースになっているので、ポガチャルは落車したコーナーに再び突入。
今回は無事にクリア。
セクター15のコッレ・ピンツートでポガチャルがいつものように座ったままアタック!ピドコックは対照的にダンシングでなんとか食らいつくが、ついに力尽きる!
⚡ POGI GOES WILD!
— Strade Bianche (@StradeBianche) March 8, 2025
Huge attack by Pogi and Tom Pidcock cannot follow the World Champion!
🌈 The rainbow jersey is on his way to win in Piazza del Campo#StradeBianche @CA_Ita pic.twitter.com/w1GJnaXfkB
ポガチャルの後方では、ピドコックを追いかける追走集団からUAEのチームメイトのティム・ウェレンスがアタックして飛び出してピドコックを単独で追う展開に。
ピドコックはポガチャルによって疲れさせられているが、ウェレンスはポガチャルが逃げていたため追走集団でローテーションに入る必要もなく力を温存できていたはず。そんなウェレンスはピドコックとの差を詰めていく。UAEはワンツー・フィニッシュを狙う欲張り作戦か?
結局ポガチャルはピドコックたち後続から追い上げられることもなく無事に単独でゴールの舞台となるあの栄光の激坂を駆け上る。そしてフィニッシュが近づくと走りながら笑顔に。今年は18.6kmぐらいの独走勝利となった。
これまでストラーデ・ビアンケで世界王者のアルカンシェルを着た選手が優勝したことはなかったが、ポガチャルが大会史上で初めてそれを成し遂げたことになる。またストラーデ・ビアンケをニ連覇したのもポガチャルが史上初(ポガチャルの優勝は3回目)となる。
なおストラーデ・ビアンケは3回優勝すると、グラベルセクターに名前が冠せられる特典がある。
これまではファビアン・カンチェラーラだけがそれを達成し、上画像のようにモンテ・サンテ・マリエにはファビアン・カンチェラーラの名前がつけられていた。ポガチャルはそれに続いて二人目となる。ポガチャル・セクター誕生?
L'une des images de ce début de saison. #StradeBianche pic.twitter.com/rSTTWNRuDB
— Le Gruppetto (@LeGruppetto) March 8, 2025
この画像を見てほしい。
ポガチャル「クリ◯ンのことかーっ!」
落車した瞬間にこの気合の入った姿。落車で逆にポガチャルに変なスイッチが入ってしまったのかもしれない。リミッターが外れた?スーパー・ポガの誕生か?
落車したことでポガチャルの勝ちが決まった?
🐷「なんで落車して負傷して遅れて、それでも勝てるねん。今年もわけわからん」
1 | Tadej Pogačar | UAE Team Emirates – XRG | 1位との差 |
2 | Thomas Pidcock | Q36.5 Pro Cycling Team | 1:24 |
3 | Tim Wellens | UAE Team Emirates – XRG | 2:12 |
4 | Ben Healy | EF Education – EasyPost | 3:23 |
5 | Pello Bilbao | Bahrain – Victorious | 4:20 |
6 | Magnus Cort | Uno-X Mobility | 4:26 |
7 | Gianni Vermeersch | Alpecin – Deceuninck | 4:29 |
8 | Michael Valgren | EF Education – EasyPost | 4:37 |
9 | Lennert van Eetvelt | Lotto | 4:47 |
10 | Roger Adrià | Red Bull – BORA – hansgrohe | 5:06 |