レビュー
Rapha








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ヨナス・ヴィンゲゴーが2025ツール・ド・フランスのコースについて、TTが重要であること、そして最終日のモンマルトルの丘の追加は安全面でリスクが高いと話す
今年のツール・ド・フランスでヨナス・ヴィンゲゴーは最強のライバル、タデイ・ポガチャルへの雪辱を果たし、三度目の総合優勝を狙う。
今年の春はパリ~ニースで落車し軽い脳震盪になるも、その後の静養期間を経てレース復帰。クリテリウム・デュ・ドーフィネでもヴィンゲゴーだけがポガチャルについていくことができていた。今の調子はその脳震盪の影響もなく好調だと語る。
そんなヴィンゲゴーはもう今週金曜から始まるツール・ド・フランスのコースについて、「どの本格山岳ステージが最も決定的なものになるかはわからない。どのステージも平等に重要だ」と話す。
そして同時にタイムトライアルステージについては、
“Honestly, I prefer the second time trial, the climbing time trial, although that one will also be tough. The first time trial of 33 kilometers is fundamental and has forced me to train on my time trial bike. The TT can make a big difference in the general classification.”
訳「ぶっちゃけると、自分に合うのは2度目の個人TTで登りTTのほう。厳しいTTになると思うけどね。最初の個人TTは33kmという長さで総合争いのために重要な基礎となるやろね、だからしっかりTTのトレーニングするしかなかったわ。そのTTが総合成績に決定的な差を生むやろね」
このように話す。
今年のツール・ド・フランス最終日には、これまで恒例だった平坦シャンゼリゼステージに、昨年のパリ五輪で使われたモンマルトルの登りが登場する。これまでになかった最終日のコースレイアウトになるわけだが、ヴィンゲゴーはそれについて批判的だ。
adding Montmartre as a finish could increase the risk. We saw during the Olympic Games how complicated it was, with people on both sides of the road.”
訳「モンマルトルの登りを最終日に追加することはリスクを高めるのではないか。パリ五輪のときも安全に走るのが難しいコースになっていたと思う、観客がコース両サイドにあふれてたしね」
大勢の観客でごったがえすコースになれば、プロトンのスムーズな走行が妨げられたり、高速で走る選手とのアクシデントも起こり得る。登りの追加でただレースの難易度が上がるというだけでなく、そうした観客とのトラブルというリスクも生じうるとしてヴィンゲゴーは今回のコース設定には賛同しない。