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2025ツール・ド・フランス第3ステージ

ヤスペル・フィリプセン落車リタイア!2025ツール・ド・フランス第3ステージは落車連続のカオス。ステージ優勝はティム・メルリール!

2025ツール・ド・フランス第3ステージは落車に呪われたカオスな1日に。最後はティム・メルリールがジョナタン・ミランを破り勝利

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昨夜の2025ツール・ド・フランス第3ステージはスタート直後からプロトン全体がのんびりサイクリングムードに。

だが中間スプリントからそんな1日の雲行きが怪しくなり、最後はその不吉な予想が的中したかのような落車が連続するカオスすぎるフィニッシュとなった。

第3ステージのコース

コースのプレビューと優勝予想は「今日の2025ツール第3ステージのコース紹介と優勝予想」でチェックしてほしい。

2025ツール・ド・フランス第3ステージのコースプロフィール

レース展開ハイライトとレビュー

逃げもなく、サイクリング日和

この日は上のコースプロフィールでもわかるようにド平坦。集団スプリントの可能性が大であり、しかも前日の第2ステージがまるで春のクラシックのような厳しいレースになったこともあったのか、誰もまともに逃げようとしないまま、プロトン一丸となってただのサイクリングとなった。

残り60km:ヤスペル・フィリプセンが激しく落車、負傷リタイア!

残り60kmになると目の前に中間スプリントポイントが登場する。スプリンターたちが加速していく中で悲劇が発生する。なんとポイント賞トップとしてマイヨ・ヴェールを着用するヤスペル・フィリプセンが落車してしまう。次の動画がそれだ。

まずジョナタン・ミランの後方についたブライアン・コカールが、ミランの後輪に軽く接触したかなにかで走行ラインが乱れてアンテルマルシェのローレンス・レックスと衝突。

そしてその反動ではじかれて逆サイドにいたヤスペル・フィリプセンにぶつかる。

この落車でフィリプセンはジャージが大きく破れ、背中は擦過傷で真っ赤に。さらに右肩を気にするような仕草もうかがえた。

結局しばらくしてフィリプセンの大会リタイアが伝えられ、今大会のマイヨ・ヴェール獲得の旅はここで不本意な形で幕を閉じることになった。

これでチームはおそらくカーデン・グローブスとマチュー・ファン・デル・プールでのスプリント狙いに切り替えることになるはず。マチューがグローブスの最終発射台になるか?

残り30km:ベルギーチャンピオンが石畳をトップ通過

このフィリプセンの落車もあったからか、プロトンは不必要なリスクを回避すべく、安全なサイクリングを続けて距離を消化していく。

だがこの日唯一の山岳、4級山岳のモン・カッセルを前にしてタデイ・ポガチャルのチームメイトでベルギーチャンピオンになったばかりのティム・ウェレンスが一人で飛び出す。

ウェレンスは飛び出す前にこのように左右をチェックし、何かを伝えてから加速していった。そして石畳もあるモン・カッセルの登りを単独で先頭通過。

ウェレンスはこれで山岳賞ポイントだけでいえばポガチャルと同じ3ポイントになりポガチャルと並んだ。山岳賞はポイントが同じ場合、次に各カテゴリー山岳をトップ通過した回数で判断される。

今大会これまでウェレンスは3級山岳とこの4級山岳を1度ずつトップ通過。一方でポガチャルは3級トップ通過を1回だけ。よってウェレンスが山岳賞ジャージ獲得となる。

ウェレンスはそのまま独走するわけでもなく脚をゆるめてすぐにプロトンに戻る。

フィニッシュスプリントで落車が連続!

プロトンは大集団のまま残り10km。そこからSoudalーQuickStepがレムコをつれ危険回避のために集団先頭へ。

スプリンターチームもそれぞれ隊列を組みプロトン全体が一気にスピードアップ。

SoudalーQuickStepとレムコは5kmルール適用圏内に入ると先頭をスプリンターチームに譲り後方へ下がっていく。そんな中残り2kmを前にして落車が発生。

これにゲラント・トーマスやRed Bull-BORA-hansgroheのエーススプリンターのジョルディ・メーウスが巻き込まれる。特にジョルディ・メーウスがなかなか起き上がれない感じで、

🐷「おいおいジョルディ・メーウスもリタイアかよ?」

さらに、

🐷「レムコも落車したのかよ!」

ただこちらは軽傷のようで無事にフィニッシュしていたので安心。

一方先頭ではスプリンターたちの争いが開始。エーススプリンターのフィリプセンを失ったAlpecin-Deceuninckもマチュー・ファン・デル・プールがカーデン・グローブスを引き連れて前にあがる。

最終コーナーで落車あああああ!!

🐷「アカン、今日カオスすぎ!」

ここから最後の結末はこちらの動画で。

ティム・メルリールだあああああ!ジョナタン・ミラン今日も勝てず!

Lidl-Trekは途中までいい形でトレインを組めていたと思っていたのだが、最後の最後でミランはアシストを失い、単独でTeam Picnic PostNLの背後をとる形に。それが少しスプリントのタイミングが早くなってしまったか?そんなミランの背中から一気に加速したのがティム・メルリールだった。

これが逆だったならミランが勝っていたか。ただそれでも今日はメルリールの加速の鋭さを褒めるしかないか。

なおラスト2kmで落車したジョルディ・メーウスは無事にバイクにのって帰ってきた。

ツール・ド・フランスの集団スプリントは誰もがガチで勝ちにいくので落車などでカオスになることが多いとはいえ、のんびりサイクリングムードからこの怒涛のカオスへの変化は、どこか奇妙さを感じさせるステージだった。

レース全体のハイライト動画

結果

ステージトップ10

1Tim MerlierSoudal Quick-Step1位との差
2Jonathan MilanLidl – Trek,,
3Phil BauhausBahrain – Victorious,,
4Søren WærenskjoldUno-X Mobility,,
5Pavel BittnerTeam Picnic PostNL,,
6Biniam GirmayIntermarché – Wanty,,
7Kaden GrovesAlpecin – Deceuninck,,
8Danny van PoppelRed Bull – BORA – hansgrohe,,
9Pascal AckermannIsrael – Premier Tech,,
10Amaury CapiotArkéa – B&B Hotels,,

総合トップ10

1Mathieu van der Poel Alpecin – Deceuninck1位との差
2Tadej  Pogačar UAE Team Emirates – XRG0:04
3Jonas Vingegaard Team Visma | Lease a Bike0:06
4Kévin Vauquelin Arkéa – B&B Hotels0:10
5Matteo Jorgenson Team Visma | Lease a Bike,,
6Enric MasMovistar Team,,
7Joseph Blackmore Israel – Premier Tech0:41
8Tobias Halland Johannessen Uno-X Mobility,,
9Ben O’Connor Team Jayco AlUla,,
10Emanuel Buchmann Cofidis0:49

各賞1位

総合1位Mathieu van der Poel(Alpecin-Deceuninck)
ポイント賞1位Jonathan Milan(Lidl-Trek)
山岳賞1位Tim Wellens(UAE Team Emirates – XRG)
新人賞1位Kévin Vauquelin(Arkéa – B&B Hotels)


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