レビュー
Rapha






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今夜の2025ツール・ド・フランス第10ステージのコースデータと優勝予想

今夜の第10ステージは距離165.3kmというやや短め?の距離に、2級山岳×7、3級山岳×1という合計8個のカテゴリーつき山岳がつめこまれた狂ったステージだ。獲得標高は4450m。
そして本日は例年より1日遅い第1週目の最後の日だ。明日が休息日。なぜ今年はそんな中途半端な予定になっているのかというと、おそらく今日がフランス革命記念日でもあることと関係しているのだろう。記念日に山岳ステージでその週を終わるというのが美しいからだ。
ちなみにゴール地点に登場する2級山岳モン・ドール(距離3.3km、平均斜度8%、最大12%?、標高1324m)それ自体はツール初登場というわけではないが、今回登るルートはツール史上初とのこと。
昨日の第9ステージで逃げがスタート直後からマチューとリカールトの二人だけだったこと、そして明日が休息日であること、さらにコースがアップダウンだらけであることから考えれば今日はみんな逃げようとするのは明白。今までにない大きさの逃げができるかもしれない。メンツ次第ではるが大逃げが容認される可能性もなくはない。
プロトンに目を転じれば今日はスタート直後から登りであるため、調子が少しでも悪い選手は最初の登りでどんどん遅れていくだろう。
そのプロトンのコントロールを担うのはやはりUAE Team Emirates – XRG。逃げのメンツ次第では総合トップ10を狙う選手を抱えるチームもUAEに協力するだろう。
もちろんタデイ・ポガチャルがボーナスタイム目指してステージ優勝を狙うため動く可能性も十分ある。そうなればヨナス・ヴィンゲゴーもレムコ・エヴェネプールらも動かざるを得ないため、総合争いが勃発するだろう。
仮にそうなった場合はポガチャルにどこまでついていけるかどうかで総合勢で明暗がはっきり分かれそう。ヴィンゲゴー以外はレムコをふくめてマイペースで登り続けるのを選ぶ選手が多そうだが。
結局はポガチャルが動くか、動かないかがすべて。動くなら逃げはすべてつぶされる。UAEなり、あるいはそれ以外のチームの牽引によりプロトンが逃げとのタイム差を拡大させなければポガチャルが動く可能性ありだ。
まぁ本来なら絶対王者ではなく、挑戦者たちが積極的にレースを動かさないと勝てるわけがないのだが、ヴィンゲゴー以外は動いても勝てないのが目に見えているのも確か(絶望)。
今日のポイントはフィニッシュ地点の2級山岳というよりはその1つ手前の2級山岳ではないか。ここでペースアップして下りで爆走、そして最後の2級を駆け上るという逃げ方が理想的だと思われるからだ。
今日の逃げ(スタートからの逃げだけでなくプロトンからのアタックも含む)を打ちそうな選手で優勝の可能性がありそうなのは次のメンバーだろうか。
などなど。
そして上述のようにポガチャルが動く可能性もある。その場合はポガチャルが優勝候補筆頭となる。さてどうしたものか・・・
🐷「タデイ・ポガチャルで!」