ポガチャルvsマチュー!?2022ロンド・ファン・フランデレンの感想と結果

今年のロンド・ファン・フランデレンは、優勝候補の一角ワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)がコロナ感染で欠場となったが、タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)が初めて石畳モニュメントに登場することになり、またすっかり復調したマチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)もロンドに帰ってきた。

今年のベルギー戦線ではいまいちパっとしなかったクイックステップの挽回なるか、そしてワウトのいないユンボの作戦はどうなるか、など様々な関心が集まった。

そんな2022ロンド・ファン・フランデレンの展開・感想・結果を。

コース

#RVV22
🚩 Antwerpen
🏁 Oudenaarde
🚴🏻‍♂️ 272.5 Km
Weather: 🌨 5°C, rain and snow
Route: https://t.co/cNTZ1NkbAU pic.twitter.com/jJ4xaylJYq

— La Flamme Rouge (@laflammerouge16) April 3, 2022

展開・ハイライト・感想

2度目のオウデ・クワレモントでタデイ・ポガチャル動く!

先日のドワーズ・ドア・フラーンデレン(Dwars door Vlaanderen)で、ポガチャルは落車にまきこまれてプロトン後方に下がったせいで前方で発生した決定的な動きに反応できなかった。

その失敗を踏まえてか、今日は1日中ずっとプロトン前方に位置していたように思えた。そうなると、いつ動くのか・・・誰もがそれを気にしてたと思う。

そんなポガチャルが残り55kmでついに動いた。場所はあの名物坂、オウデ・クワレモント。その2度目の登りだ。

軽やかにスルスルーと脇を抜けて駆け上がるポガチャル。本気で踏んでいるようには見えないのに、いつもどおりずっとシッティングで前方へ前方へ。

このポガチャルの動きにカスパー・アスグリーン(Kasper Asgreen)をふくめ、マチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)、トム・ピドコック(Tom Pidcock)らの有力勢もついていく。

有力勢はあまりバラけないまま、そのすぐ後のパテルベルグで、バーレーン・ヴィクトリアスのフレッド・ライト(Fred Wright)が抜け出し、それをイネオスのディラン・ファン・バールレ(Dylan van Baarle)が追って2人の逃げができあがる。

残り44kmのコッペンベルグでポガチャルが再びアタック

ポガチャルの登りアタックはまだ続く。残り44kmあたりで登場する激坂コッペンベルグ(距離600m,平均斜度11.6%、最大斜度22%!)でさらにアタックを繰り出す。

ここでポガチャルの加速についていけたのは、マチュー・ファン・デル・プールとグルパマFDJのヴァランタン・マデュアス(Valentin Madouas)だけ。

カスパー・アスグリーン(Kasper Asgreen)はなんと頂上付近で痛恨のメカトラ!バイクをいったん降りざるを得なくなりタイムロス!

そしてその後のタイエンベルグでポガチャルらは先行していたファン・バールレとフレッド・ライトに合流。5人の集団に変わる。

彼らを追いかける追走との差は残り20kmで45秒ほど。協調できれば追いつけるかもしれないが、だいたいこういう展開になれば追走はグダグダになってしまうもの。はたして・・・

最後のオウデクワレモント!

5人のまま再びオウデクワレモント。最後のオウデクワレモントだ。

ここでファン・バールレが最初に遅れ、次にフレッド・ライト、そしてFDJのヴァランタン・マデュアスも遅れていく。ポガチャルの加速についていけたのはやはり化け物マチュー・ファン・デル・プールだけ!

最後の登りパテルベルグでマチューが・・・!?

そして直後の登りパテルベルグ。正真正銘今日最後の登りだ。

ロードバイクとロードレースのロンド・ファン・フランデレン2022

うおおおお!マチューがポガチャルについていけない!?

とビビったが、ここでマチューが踏ん張る。渾身の力をこめてポガチャルとの差を気合でつめる。マチューもポガチャルも限界か!?

結局2人のまま最後の平坦区間へ。だが、後方からはファン・バールレとマデュアスの2人が迫る。逃げる2人は最後のスプリントのことを考えて牽制し合うかもしれない。後方の2人のほうがとりあえずは協調しあえそうな感じはするのだが。もし2人が追いつけばめちゃくちゃおもしろいことになる・・・

結末はどうなった?

そして残り1kmをきってポガチャルとマチューの牽制合戦がスタート。

ロードバイクとロードレースのロンド・ファン・フランデレン2022

後ろからついに2人が追いついてきた!

このタイミングに及んでもまだマチューとポガチャルはスプリンと始めない・・・その結末は次の動画でどうぞ。

ポガチャル「お手上げや」

傷心のポガチャル「しばらく1人にさせてくれ」。スィ~

ロードバイクとロードレースのロンド・ファン・フランデレン2022

ポガチャル残念すぎた・・・

本人も途中まで勝てると思っていたのではないだろうか。ただ最後のスプリントは選ぶラインをミスったか。前を塞がれどうしようもなかった。もう少し先に逆側から攻めれば結果は変わったかもしれない。

さすがのポガチャルもスプリントの経験や勘はまだ十分ではないということなのかも。一方でおなじくスプリンターではないマデュアスは表彰台に入った。マデュアスは最後まで上手かったと言えるか。

ただマチューは当然としてポガチャルの石畳クラシックでの強さも圧倒的だった。もうパリ~ルーベも走っちゃえよと思わせるような強さだった。負けたとはいえ、モニュメント全制覇できるのではないかと期待させる。もちろんツールが最優先な以上は、危険なパリ~ルーベを走るわけにはいかないだろうし、さすがにルーベは特殊か。

そしてこの日一番強かったのは誰か?と問われれば、ポガチャルと答える。レースを積極的に動かし、支配したのはやはりポガチャルだろう。もちろん強い者が必ずしも勝つのではないし、勝ったも者も当然強い。

結果(トップ10)

1マチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)Alpecin-Fenix
2ディラン・ファン・バールレ(Dylan van Baarle)INEOS Grenadiers
3ヴァランタン・マデュアス(Valentin Madouas)GroupamaーFDJ
4タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)UAE-TeamEmirates
5シュテファン・キュング(Stefan Küng)GroupamaーFDJ
6ディラン・トゥーンス(Dylan Teuns)Bahrain Victorious
7フレッド・ライト(Fred Wright)Bahrain Victorious
8マッズ・ピーダースン(Mads Pedersen)Trek-Segafredo
9クリストフ・ラポルト(Christophe Laporte)Jumbo-Visma
10アレクサンダー・クリストフ(Alexander Kristoff)Intermarché-Wanty-Gobert Matériaux

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