レビュー
Rapha






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2025ブエルタ第19ステージのコースプロフィールと優勝予想

今日の第19ステージは平坦ステージ。ただやはり登りフィニッシュ。実にブエルタらしい。今大会は徹底して登りフィニッシュだらけという感じがする。
走行距離は161.9 kmと特別長くもなく短くもなく。平坦ステージとしては普通。獲得標高は1517 m。
また中間スプリントポイントも普通の場所に設定されている。そこに同時にボーナスポイント(記号B)も設定されているが、まぁ大人数の逃げが全てそのポイントを取るだろう。よって総合勢には無関係だろう。
大会側はなぜそんなとこにボーナスポイントを設定したのかよくわからない。大会序盤ならともかく終盤になって平坦ステージの今日のような場所に普通に設定しても大会がおもしろくなる可能性なんてほぼゼロだろう。
ラスト5kmは次のようになる。登り勾配の程度を確認してほしい。

ちょっと見ただけではわかりにくいが、最後の1kmで50mぐらい登る感じだろうか。今大会ここまでの登りフィニッシュと比べるとさほど難易度は高くないと言えるだろう。
普通に考えればヤスペル・フィリプセン擁するAlpecin-Deceuninckとマッズ・ピーダスン擁するLidl-Trekのトレイン対決となるか。人数的にはAlpecin-Deceuninckはすでに2名のリタイアが出ているので、Lidl-Trekのほうが有利。ただトレインの練度でいえばAlpecin-Deceuninckのほうが上か。
ピーダスンは今大会ずっと活躍が目立っている選手だが、フィリプセンはピュアスプリンターのためここ2週間ほどは目立った活躍ができていない。その鬱憤をここで晴らし、第1、第8ステージの続く今大会3勝目を飾れるか?
ただ小刻みなアップダウンがあるため、そこでフィリプセンを落とすためLidl-Trekがちょっとした登りを利用してペースアップに持ち込むことが考えられる。仮に彼を落とせなくても、脚を削ることができる。フィリプセンのコンディション次第では脱落というのもあり得る。
そして今日は逃げ屋にとって実質的な最終ステージ。「今日逃げずに、いつ逃げるの?今でしょ」。30人~40人の規模の逃げができると予想する。
今日ぐらいのアップダウンならピュアスプリンターもこなせる可能性が高く、ましてやクラリンター(クライマー×スプリンター)と化したマッズ・ピーダスンが脱落することは考えにくい。
そこで今日は順当にフィリプセンとピーダスンの争いになると可能性性大だが、普通の予想ではおもしろくないので逆張りで今日は逃げ切りがきまると予想。
ステージ優勝は、逃げ切りがきまった集団からスプリントでMovistarのイヴァン・ガルシア・コルティナ!