ついにフアン・アユソーのLidl-Trek入りが発表

これまでの海外メディアでの予想どおり、フアン・アユソーがLidl-Trekへ移籍することが正式に発表された。

契約は2030年まで。

現在23歳のスペイン人のフアン・アユソーはこのルワンダ世界選手権ロードレースのスペインメンバーになっており、チームメイトのタデイ・ポガチャルやイサーク・デル・トロらと対決する。モチベーションは高く「最初から2位を狙うなんてつもりは毛頭ない」みたいな趣旨のコメントをしている。

ちなみに噂では、フアン・アユソーとUAEとの契約におけるリリース条項（ある選手を欲しいチームが保有チームに対して金銭を払い、一方的にその契約を解除し移籍を実現できる）があり、そのためには100万ユーロ（約1億7500万円）が必要だったと考えられているようだ。

そしてその高額さゆえにアユソーを欲しいチームもそのリリース条項を使うわけにはいかず、まずはアユソーとUAEとの間の正式な契約解除を待ってから動かざるを得ない状況だったようだ。

これまでLidl-Trekはグランツールでも基本的にはステージ優勝狙いが中心だったが、アユソー獲得によりついに強力な総合系エースを手に入れたわけで、アユソーを中心としたグランツール総合狙いのためのチーム作りが進むのではないだろうか。

だがツール・ド・フランスでアユソーをエースにした場合、ジョナサン・ミランの待遇をどうするかが問題となる。スプリンターとそのためのアシストを入れる余裕があるのか？あるいはミランは地元のジロ・デ・イタリアに特化させるのか？