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15チームの争奪戦を制しイネオスがオスカル・オンレーの獲得発表

イネオスがオスカル・オンレー獲得を発表

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これまでずっと噂されてきた現Team Picnic PostNLで走るオスカル・オンレーのINEOS Grenadiersへの移籍が正式に発表された。

15チームによる争奪戦

契約期間は2年で2027年までとなる。

オスカル・オンレーは23歳のイギリス人。体格的にはトム・ピドコックに近いが少しだけオンレーのほうが背が高い。

オンレーはもともとVan Rysel – AG2R La Mondialeというフランスのクラブチームで走っていて、そこからTeam Picnic PostNLの育成チームであるドイツのコンチネンタルチームのDevelopment Team DSMへ。そして2023年からTeam DSM-Firmenich(現Team Picnic PostNL)でプロデビューした。

今年はツール・ド・スイスの第5ステージで優勝してから総合3位でフィニッシュしているが、なんといってもツール・ド・フランスで総合4位に入ったことが快挙である。そのツールでは第13ステージの個人TTでの7位を含む8つのステージで一桁順位でフィニッシュしており、3週間に渡り安定した走りを見せていたと評価できるだろう。

チームSkyの黄金時代とあわせて活況に湧いたイギリスだったが、近年は国内のロードレースシーンの停滞・衰退に見舞われており厳しい状況にある。だがここにきて今年のブエルタ・ア・エスパーニャ総合3位のトム・ピドコックとこのオスカル・オンレーとでグランツール総合エースが2枚揃った。クリス・フルーム、そしてイエーツ兄弟の後の継ぐ総合系エースの血脈が繋がれた。

なおオスカル・オンレー自身が海外メディアに語ったところによれば、なんと最大15ものチームが今年のツール総合4位フィニッシュ後に接触を図ってきたとのこと。その中で巨額の資金を用意したのがINEOS Grenadiersであり、彼自身もそして金欠チームとも言われるTeam Picnic PostNL側もそうした移籍マネーを断ることはできなかったということか。

デレク・ジーは?

そしてINEOS Grenadiersへの移籍といえばもう1人、カナダ人で今年の夏までIsrael-Premier Techで走っていたデレク・ジーが噂されていたが、どうやら交渉は決裂し、彼はLidl-Trekと契約するのではないかと考えられている。


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piginwired
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