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Rapha






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Giantから最新エアロロードバイクの第4世代Propelが登場
GIANTがエアロロードバイク「Propel」の第4世代モデル(Giant日本公式)を発表した。
スプリントや高速巡航を重視するエアロロードのカテゴリーにおいて、軽量化・空力性能・整備性を大幅に改善した点が今回の最大の特徴だ。
Jayco-AlUlaのチームバイクとしても使用されるこのモデルは、Giantという業界最大手が放つ最新バイクであることはもちろん、プロレースの要求を反映したバイクにもなっており、最新のエアロロードバイクを象徴する一台といえる。
新型Propelの開発では、フレーム単体ではなく「ライダーを含めたシステム全体」での空力最適化が重視された。数値流体力学(CFD)や風洞実験を活用し、フレーム形状やパーツ構成を統合的に設計することで空気抵抗を削減している。
さらにチューブ形状の最適化や内部ケーブルルーティングによって気流の乱れを減らしている。
近年のエアロロードはフレーム単体ではなく「バイク+ライダー」というシステム全体の空力最適化が主流になっており、新型Propelもこの思想に基づいて設計されている。
実際、最上位モデルのPropel Advanced SLにおいては、前モデルより18.44Wの走行抵抗低減を実現したとのことだが、この結果もフレーム単体の性能向上というわけではなく、上述のようにシステム全体での空力最適化によるものだ。
第4世代Propelは空力だけでなく軽量化も進められた。最上位モデルのPropel Advanced SLは前世代と比較してコックピットが77g減、ホイールで100g減、タイヤで140g減という軽量化を果たし、これら3箇所だけで317gの軽量化だ。
また剛性対重量比も改善されている。
エアロロードは一般に重量が増えやすいが、このように最新Propel(特にPropel Advanced SL)は軽量化によって登坂性能や加速性能も高められているといえるだろう。
またペダリング剛性やねじれ剛性の向上も謳われおりレースでの反応性も向上しているようだ。
従来のエアロロードでは、完全内装ケーブルによる整備の難しさが課題だったが、新型Propelではステムとヘッドチューブを通る新しいケーブルルーティングを採用し、整備性を改善している。
こうした整備性の改善は近年のロードバイク開発で重要視されている要素であり、プロだけでなく一般ユーザーにとってもメリットが大きいのではないだろうか。
第4世代Propelでは乗り心地の改善にも注力しているようで、フレームやフォーク、コックピットなどの各部に振動吸収設計を取り入れ、長距離でも速度を維持しやすい設計となっているようだ。
昔のエアロなロードバイクといえば「硬くて乗りにくい」という印象が強いが、最近のエアロロードバイクはそうした印象を解消するべく進化し、たとえプロ機材であっても快適性が重要視されているように思う。そして新型Propelもその流れを強く反映しているのだろう。
タイヤクリアランスは最大32mmとなっており、よりワイドなタイヤを履けるようになっているため、こうした点でも快適性や安定性の向上にもつながっていると言える。
最上位モデルのPropel Advanced SLはShimano Ultegra Di2完成車で121万円、DURA-ACE Di2完成車で159万5000円。
セカンドグレードモデルのAdvanced PROは、Shimano 105 Di2完成車で82万5000円。
一番安いAdvancedはShimano 機械式105完成車で49万5000円。