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Mavic買収・再建を狙うフランス人弁護士の主張

Mavic買収を目指す弁護士チームは、ビジネスの人間味を重要視

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経営危機に陥ったことで司法当局によ支援を求め、目下のところ経営再建のための「準備・調整」を進めるフランスブランドのMavic。まだ破産したわけでも倒産したわけでもない。今はそれを避けるため、買収相手(新しい出資者)を探し、将来の復活を実現するための準備段階である。



現在は、司法当局から選任された管財人がMavicの経営状態、保有資産、会計、資本関係などを精査し、それらを新しい出資者や債権者に示し、司法による手続きによって新しいパトロンとなる買収者が決定される。

過去記事:裁判所がMavicに管財人を選任。買収の詳細を調査へ。

そんな買収候補者として名乗りを上げたのが、フランス人弁護士Didier Poulmaire。フランス人水泳選手のLaure Manaudouや、伝統あるフランスのサッカーチームのオリンピック・マルセイユ(Olympic Marseille)の弁護士として活動している。



その弁護士Didier Poulmaireは、フランス人のレジェンドであるベルナール・イノーを顧問に迎え、買収するためのチームを作った。→過去記事:ベルナール・イノーがMavic買収か

そして同弁護士がMavic買収へと動いてる現状について、自転車メディアcyclismactu.netによるインタビューに答えた。

cyclismactu.net.:インタビュー記事「ITW – Poulmaire : «Ce projet Mavic est un peu le réveil des Gaulois»



全部フランス語な上に長いので、テキトーに抜粋して内容を紹介する。

・Mavic買収にはいくつかの大きな自転車業界の企業が動いてるので、彼のチームが買収できる可能性は低い。

・Mavicはこれまで投資会社が親会社だったため、現場の従業員たちは、誰が本当に自分たちの「ボス」なのかわかっていなかった。しかし、彼のチームが買収できたならば、しっかりと現場の従業員たちと話をし、自分たちの素性、考え、Mavicの未来について説明したい

・スポーツビジネスの全てが金の移動だけで処理されるのはおかしい。人間くさい部分も大切にしたい。

・Mavicにはこれまで培ってきたブランド力と同社独自の強みがある。特にホイールと、それに関する技術革新に力を注ぎ、経営を再建していきたい。

とのこと。

裁判所による買収相手決定手続きでも、このようなアピールを行い、自分たちこそがMavicの買収にふさわしいと訴えると同時に、イノーによる販売戦略なども説明し、裁判所に対してMavicの経営再建策をしっかりと説明したいところ。



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piginwired
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