アラフィリップは今年のツールでも総合優勝を狙うかも？

去年のツール・ド・フランスの主役といえば優勝したエガン・ベルナル・・・ではなく、ジュリアン・アラフィリップと言わざるを得ないだろう。そもそもフランス人だけにフランスでの人気は大爆発したと言える。

Après la pluie, le beau temps… toujours. 😘😘😘😘😘#StayHard #StayHome
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— Julian Alaphilippe Officiel (@alafpolak1) April 15, 2020

しかし、あくまで去年はツールの展開やチームの動きも含めて「いろいろ出来すぎた」感があったため、今年のツールについては、Deceuninck-QuickStepのボスのルフェーブルじいさんもアラフィリップ本人も総合優勝を狙うつもりはなく、むしろ、どれだけ攻撃的に走ってアピールできるかを重視すると明言してきた。その結果として、ステージ優勝や山岳賞ジャージを取れれば良いという考えをメディアに語ってきた。

だが、だからといって総合成績に完全に興味がない･･･ということにはならないもよう。

情報源：Alaphilippe hunting stages but not ruling out a GC challenge at Tour de France

Have a great start to the week 😃
Photo: Sigfrid Eggers pic.twitter.com/bWkRfzbt73

— Deceuninck-QuickStep (@deceuninck_qst) March 30, 2020

アラフィリップのいとこで彼のコーチを務めるFranck Alaphilippeは、

「やっぱり去年に続いて総合優勝の可能性についても考えることあるよ」

と述べている。

ただ、本質的にはツールでどれだけアグレッシブに走れるかが最重要目標であるため、一生懸命走った結果、たまたまマイヨジョーヌという去年のような展開になれば、そのときになって初めてそれを狙うという程度の意識といえようか。


つまり、最初から計画的に1日1日の秒差を稼いでいくという、まさに各チームの総合系エースが考えるそのような戦略とは質的に異なる。

もちろん今年もツールの早い段階でマイヨジョーヌ獲得というのもあり得るだろう。そのときもすぐにそれを脱ぎ捨てることを考えずに、必死にそれを守り続けるという去年と同じアラフィリップの姿が見られるであろう。