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2021ツール・ド・フランスは女性観客による落車やそれ以外の落車などによる激動と波乱の第1週目が終わり、休息日もあけて今日から第2週目に突入する。ちょっと第1週目が濃すぎやしませんかね。まだあと2週間ある。
ファンとしては嬉しいが、毎日ころころ変動するレース展開・事情に選手やスタッフは大変なことだろう。
さてこの記事ではツール第二幕の幕開けとなる今日の第10ステージのコースを見てみよう。
今日の第10ステージは、このようにほぼ平坦ステージだ。
出発地点はアルベールヴィル。なんか聞いたことあるな?と思って調べたら1992年に冬季オリンピックが開催されたところだった。そのときは、世界のキングオブスキーだった荻原健司らがノルディック団体複合で金メダルを獲得。日本中を沸かせた。
そんな懐かしい場所からの1日となるが、ご覧のとおり中盤手前でそこそこの山がある。だがプロからすれば標高的にもたいしたことはない。しかも中盤での登場なのでスプリンター勢が遅れても十分挽回は可能。
またゴール前まで残り30km地点でも1つ山があるが、そこもたいしたことはないだろう。
以上より逃げるのも難しく、おそらくゴール前スプリントで勝負は決まると思われる。
ただ第9ステージまでで多くのスプリンターが脱落している。残っている有力どころは、
といったところか。スプリントできるチーム力とこれまでの調子を考えるとやはりマーク・カヴェンディッシュに有利といえる。
特にDeceuninck-QuickStepは誰もリタイアしていないのが強み。一方でアルペシン・フェニックスは、スプリンターのティム・メルリールが第9ステージでリタイアし、ゴール前でフィリプセンをアシストする選手が一人足りない状況だ。この1枚分の差が決定的な要因となるかもしれない。
またカヴェンディッシュは、エディ・メルクスが持つツール・ド・フランス最多勝勝利数の34勝にあと2つと迫っている。つまり今日のステージで優勝すれば残り1勝となる。
今日のゴール前で1つポイントになるのが、この上画像のラウンドアバウトかもしれない。ここで→側のコースをちゃんと通ればよいが、もしなんらかの原因で←側を通ることになれば大きなロス。直後に右カーブが待っているため、このラウンドアバウトでの位置取りがそのままステージ優勝の結果につながる可能性大だ。
ゴール前の詳細な道路状況などはまだわからないが、もしコースデータ以上にトリッキーだったり、変な障害物があったりしたときは混沌度合いが増すため、事前にそれらを知っていたアタッカーやスプリンターたちが早めにしかけてくるかもしれない。
さてみんなの優勝予想は?
2021ツールの第1週目のまとめ動画はこちら。