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バットマンのジョーカー

トム・ピドコック「今日は大虐殺」。パリ~ルーベの石畳が詰まった今日の第5ステージについて

トム・ピドコックが今日の第5ステージについて「大変な修羅場になる」と予想

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現在イネオスの一員としてツール・ド・フランスに出場中のイギリスの小さな天才トム・ピドコック(Tom Pidcock)。いうまでもなく東京五輪MTB金メダリストにして、現シクロクロス世界王者だ。

そんな彼が今日の第5ステージについて「大虐殺が起こる」と予想している。

情報源:Tom Pidcock: I expect carnage on the Tour de France cobbles

先程の記事「【2022ツール】危険度MAX!今日の第5ステージのコースの概要。ついにパリ~ルーベ石畳登場」でも書いたように、今日は危険な石畳ステージ。

トム・ピドコックはその最初の石畳で大虐殺(修羅場)が発生するかもとコメントする。つまりプロトンに大きな分断または落車のトラブルが発生し大混乱となるのではないか、そして各チームのエースの一部がかなり遅れるのではないのだろうか、と予想している。

ピドコックやチームとしては、まずは総合エースのアダム・イエーツたちを守るべく防御的な走りを最優先とするようだが、チームメイトで今年のパリ~ルーベ覇者のディラン・ファン・バールレは「チームとしてもチャンスがあればライバルたちに差をつけるような走りをするかも」という考えも述べている。

関連過去記事:イネオスは第5ステージのパリ~ルーベ石畳区間を恐れず、チャンスとも考える

ピドコック本人は人生で初めてのツール・ド・フランス。そこでチームからも特別な要求やプレッシャーなどはかけられておらず、最低限のチームの仕事はこなしたうえで、ある程度は自由に楽しんで走ることを許されているとのこと。

勝利よりも初めてのツールを楽しむことを優先している。もちろん学ぶべきことも多く、今後のためにしっかりと経験値や知恵を蓄積するのが重要ということだろう。

ここまでのステージではピドコックはプロトンの後方で走っていることも多いように見受けられ、あまり目立っていないように思われるが、それにはこういうチームの方針が背景にあるのだろう。

ただ今日の第5ステージではトム・ピドコックがプロトン先頭でイネオスを牽引するシーンが見られるかもしれない。彼がどういった走りを見せてくれるのか、イネオスがどう動くのか、そんな意味でも今日は目を離せない。

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