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ロードレースニュース

人種差別的行為でアンテル・マルシェの2名がレースから排除される。UCIも声明発表。

アジア人への人種差別的行為をしたアンテル・マルシェの選手2名がレースから排除。チームもUCIもすぐに声明を発表

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今日から中国で始まるUCIワールドツアーレースの最終戦Gree-Tour of Guangxi。その直前にベルギーのワールドチームのアンテル・マルシェ・サーカス・ワンティ(Intermarché-Circus-Wanty)に所属し、同大会に出場予定だった20歳マディス・ミケルス(Madis Mihkels)と、そのチームメイトで25歳のヘルベン・タイッセン(Gerben Thijssen)の両名がアジア人に対する人種差別的行為をSNSに投稿したとして大問題に発展。結果、レースが始まる前に両名とも出場禁止となり、大会から排除された。

同時にアンテル・マルシェ、そしてUCIからも両名の行為について声明が発表され、大事になっている。

問題の人種差別的・侮蔑的行為とは?

どのような行為を彼らが行ったのか、それは次の画像を見てほしい。

サッカーなどでよく話題になっていた記憶がある、おなじみ?のポーズだ。本人たちが一体何を考えて、これを自身のSNSに投稿したのかはわからないが、全く悪意がなかったのか?

最近欧米で問題になっている人種差別的行為だと知っていたのか、知らなかったのか、そのへんが今後追及されることになるだろう。もちろん知っていた場合は故意、つまり悪意があったということになるだろう。

チームとUCIからも声明発表

そして彼らの行為について所属チームのアンテル・マルシェ、そしてUCIからも声明が発表された。それが次のものだ。

チーム側はこの声明で、「二人の行為とSNS上の映像は誠に遺憾に思う。中国国民、ファン、現地政府、中国の自転車連盟、そして大会関係者すべてに対して、ロードレースのイメージを悪化させたとして謝罪したい。チームはこれまで15カ国以上の国籍の選手が属し、チームのパートナーも確固として機会の平等を守り、人種差別と闘っている。チームは両名をレースから除外し、必要な制裁をとる」としている。

またUCIはこの声明の中で、今回の事件はUCI規定の中で、あらゆる人の尊厳を損なうような行為を禁じるarticle 12.4.004に違反したとしてUCI懲罰委員会に諮ることを決定。今後、UCIからもなんらかの制裁が課される可能性がある。

近年UCIはロードレースの世界的人気拡大のために国際化を推進している。そんなUCIの方針とロードレースのイメージを破壊するような今回のような行為は、昨今の世界の潮流をも鑑みるとUCIが厳しい態度を取るのも当然だろうか。

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