レビュー
Rapha








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2025ツール・ド・フランス第11ステージのコースプロフィールと優勝予想

休息日があけてツール・ド・フランスも第2週目に入るわけだが、そんな今日の第11ステージは平坦ステージとなる。距離は平坦ステージとしては短めで156.8km。
最大のポイントは最後の3級山岳。登坂距離800mだが平均斜度が12.4%とかなりきついものになっている。これがフィニッシュまで残り8kmのところで登場するわけだ。確実にここでスプリンターが遅れるはず。また逆にプロトンからここで飛び出す選手がいるはずだ。
🐷「ひょっとしたらポガチャルが?」
もちろん逃げの中でもこの登りで独走に持ち込もうとする選手が現れるだろう。
そしてスプリンターチームとしてはこの登りの前に、もっといえばこの3級の前の4級山岳に入る前で逃げを全て吸収しておきたいのではないか。それが無理だともともとあるタイム差に加えて、最後の登りさらにスプリンターとのタイム差が拡大してしまう。そうなればフィニッシュまでのチェイシングゲームに敗北してしまう可能性もある。
今日はこれらの登りで遅れるスプリンターがフィニッシュ1kmまでにプロトン先頭に戻れるかどうか、それが全てだと言える。仮にスプリンター同士の争いとなった場合は、最後の登りでどれだけ脚を消耗させられてしまったかがポイントになるだろう。
あと最後の登りでマイヨ・ジョーヌのベン・ヒーリーがサプライズアタックするとおもしろいことになりそうだが、さすがにそれはないか。翌第12ステージの山岳のために体力温存するだろうか。
ここで思い出したいのが今大会の第4ステージ。そのときはタデイ・ポガチャルが100勝目を挙げた日だ。
そのときもゴール前6kmあたりに距離800m、平均斜度10.6%の登りが登場。ここではポガチャルがその登りでアタック。レムコとマチューが遅れるも、そこからゴールラインまでにレムコが後続をひっぱり、ポガチャルたちとスプリント勝負へ。だが登りで脚を削られたマチューはポガチャルに届かなかった。
今日の第11ステージもこの第4ステージと同じ流れになるという可能性もなくはない。
今日も予想が難しい。最後の3級でスプリンターがどれだけ遅れ、そこから8kmの平坦をどう考えるか・・・。そこそこ登れて独走力もある選手が逃げれば逃げ切りもあり得るか?
逃げ切りが決まるなら、ルーク・プラップ、ベンジャミン・トーマス、ブレント・ファン・ムール、クリスツ・ニーランズ、アレクセイ・ルツェンコ、ジェイク・スチュワート、カスパー・アスグリーンとかだろうか?
そしてピュアスプリンターたちの争いになるなら、現状の好調さでいえばティム・メルリールになるだろうか。だが上述のように第4ステージを思い出すとピュアスプリンターの可能性はないかもしれない。
🐷「第9ステージの爆走から回復した、マチュー・ファン・デル・プールで!」
マチュー、ワウト、アラフィリップ、ヒルシあたりは間違いなく3級で動くでしょうね。ポガチャルは……さすがに自制するか。
何かチューダーが数段構えで仕掛けてきそうな気がするんですよね。というわけで…トレンティン!
いま(23時42分)ワウトとマチューのコンビが追走集団にいる!