Lidl社がLidl-Trekの過半数の所有権を取得。さらなる投資でチーム予算は100億円に？

ヨーロッパ最大級の食品小売業であるLidl社がメインスポンサーのLidl-Trek。そんなチームの所有権の過半数（法律的には正しい言い方ではないが）をLidl社（親会社はSchwarz Group）がもつことになることが発表された。すなわち今後チームの支配権・主導権をLidl社も持つようになり共同オーナーとなる。

Lidl-Trek公式：Joint Forces for Lidl-Trek: Lidl and Trek to evolve Partnership as Team Co-Owners

Lidl社がチームに関与すべくメインスポンサーになったのは2023年から。同年のツール・ド・フランスのの前にそのパートナーシップが発表された。

今後チームの共同オーナーとなったLidl社は（親会社であるSchwarz Groupは）これまで以上の資金をチームに投入する予定だ。UAEなどに負けない「（予算的にも強さ的にも）スーパーチーム」を作り上げるべく、所属選手の能力をさらに高めるだけでなく、才能ある選手の発掘・育成・獲得、有能なスタッフとの契約なども推し進める。

一昔前まではワールドチームですら1年10億円もあれば十分運営できると言われてたこともあったが、今は円安ということもあるがトップチームは60億～100億円という規模になりつつある。Lidl-Trekは現在のところ60億点程度のチーム予算だと推測されているが、80億円そして100億円規模の予算をもつチームになるのだろうか。