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マチュー・ファン・デル・プールがツール・ド・フランスをリタイアに追い込んだ肺炎、そして9月のモチベーションの低下について語る。
マチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)は8月後半のレネウィ・ツアーを最後に今シーズンを終了させ長期休暇に入っていた。先月は基本的にアメリカで過ごし、そこではWhoop、Oakley、Zwiftなどスポンサー関係のイベントに出席したり、ロサンゼルスを楽しんだり、ゴルフやテニスをするなどしてリラックスした日々を過ごした。
そんな彼だが今年のツール・ド・フランスで罹患した肺炎に想像以上に苦しんでいたと明らかにする。
彼をツールの途中リタイアという不本意な結果に追い込んだ肺炎は、当初彼が思っていたよりも心身にダメージを与えるものだった。マチュー本人はそんなに悪くならないだろうと思っていたと言うが、その楽観を裏切り、しっかりと休息を取らなければならないようなレベルのものだった。
獲得標高が史上最高となったそのコースはマチューには不向きだったわけだが、マチューは今年の世界選手権のLIVE中継を休暇先のアメリカで見ていて、やはり出場しないという選択は正しかったと実感したと話す。
また世界選だけではなくヨーロッパ選手権にもマチューは参戦しなかったわけだが、そうしたレーススケジュールは彼の8月と9月の予定に空白を生じさせる。しかしマチューはもともとトレーニング狂信者であり、トレーニングをすることが大好きなタイプの選手。そのためロードレースやトレーニングのためのモチベーションを失うことを恐れたマチューは8月後半にレネウィ・ツアーを走る予定を入れたと明らかにする。
だがそれでもマチューの空白は完全に埋めることができず、モチベーションを取り戻すことに苦労していたとのこと。トレーニングにおいてもこれまでならやっていたメニューをも最低限度やっただけで終わってしまうこともあったようで、「自分にとって決して良い兆候ではない」と述べる。
いよいよ今シーズンのマチューのシクロクロス活動が始動しようとする頃だが、彼はもうしばらく休息が必要だと感じているようで、まだバイクトレーニングを本格には再始動させないようだ。そして休息が完全に終わればスペインでトレーニングを本格的に再開させ、シクロクロスに臨む。
そして今年のMTB世界選は29位に終わったわけだが、MTBでのアルカンシェルを諦めるつもりはないと決意を語る。その理由は、マチューのクラシック戦線でのライバルであるタデイ・ポガチャルがロンド・ファン・フランデレンとパリ~ルーベでも挑戦を続けている理由と少し似ていて、MTBに挑戦し続けることがクラシックでのパフォーマンスにつながると考えているからだ。