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2023世界選手権男子エリートロードレースはこれまでにないぶっ飛んだレースとなった。
目次
これについては次の記事を見ておいてほしい。
ついに始まった世界選手権男子エリートロードレースだが、予想通りというか例年通りというか、アタック合戦からのスタート。特にチームの人数の少ない国を中心にアタック合戦が展開される。
先行していた選手の1人が途中で道を間違える場面も。
しばらく逃げは決まらなかったが、やがて9名の逃げが出来上がる。
だがスタートから80kmほどいったところで、いきなりレースが中断される。アホな活動家がコースに侵入して抗議活動を強行したからだ。
レースが一時中断とのことです。中断となったタイム差が再開時に適用されます。
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) August 6, 2023
おもむきのあるよい橋ですね
Cycle*2023 UCI世界選手権大会 男子エリート ロードレース
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この事態を受けて選手はまったりと談笑・休憩タイム。
結局レースの再開はなんと約50分後!1時間弱も選手は足止めを喰らってしまう。
大変お待たせしました、レース再開です👏
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) August 6, 2023
Cycle*2023 UCI世界選手権大会 男子エリート ロードレース
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スタート前から「ワールドツアーの距離のクリテリウムレース」と選手から評されていた今日の周回コースだが、この市街地の周回コースで積極的にプロトンをリードすべく動いたのがデンマークだ。
ベルギーもプロトン先頭付近で淡々とプロトンを管理するという感じだが、明らかにベルギーよりもデンマークが先手を取ろうと動くのが目立つ。
だがこの動きは少しして吸収される。だが2年前の2021世界選手権のようにフランスがなにかをしかけようとしてるのを予感させる動き。プロトンは油断できない。
2021年の世界選についてはこれらの記事をどうぞ。
周回コースに入りましたが…サバイバルの様相
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) August 6, 2023
エリミネーションレースになるには間違いなさそうです
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とにかくグラスゴーの市街地に入ってからは、コーナーだらけ。そして小刻みな激坂(14%や20%)が連続。しかもあまり道路の状態もよろしくなくところもあり、けっこうバイクが跳ねる箇所が。
まるで、ロンド・ファン・フランデレンを市街地クリテリウムにして、さらにコーナーだらけにして、コーナーへのぶっこみと出口からの加速で勝負させるみたいなわけのわからないコースとなっていた。
🐷「なんやこのコース。これもうロードレースじゃなくね?特殊すぎぃ!でもおもろいわ」
マチュー・ファンデルプール🇳🇱がアタック
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) August 6, 2023
メイン集団から6人が飛び出した!
ファンアールト、ピーダスン、ベッティオル、ポガチャル
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ベッティオールが先行して逃げていたが、それをポガチャル、ワウト、ピーダースン、マチューが追いかけて吸収。その後、マチューがいつもの爆発的アタック!
シクロクロス現世界王者のマチューがついにロードレースでも世界王者となるのか!
後方と30秒以上の差をつけながら独走するマチュー。いつものマチューの勝ちパターンに入った・・・
世界「うああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
終盤から部分的に降り出した雨で濡れていた路面で、マチューがまさかのクラッシュ!しかもバイクの右側、つまりリアディレイラー側が道路に叩きつけられた。はたしてマチューも、バイクも無事なのか?
独走中のマチュー・ファンデルプール🇳🇱が落車…
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) August 6, 2023
ダメージが最小限でありますように🙏
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だが幸運にもマチューも擦過傷はあるも軽症、バイクも無事だった。しかし、シューズが壊れてしまう。
シューズのBOAダイアルの部分が壊れたようで、それが靴から宙ぶらりんのようになる。ペダルを回すのにあまり支障はなさそうだが、マチューはその壊れた部分を邪魔だとばかりに走行中にちぎりとって捨てる。
一方、マチューを追走する3人、ポガチャル、ピーダースン、ワウトは世界選でチーム無線が使えないため、このマチューのトラブルを知らないまま走っていたはず。3人は微妙に牽制したような状態で走り続ける。
そしてここからマチューの本当の恐ろしいところ。落車し傷を追い、シューズは壊れたにもかからずなんと追走の3人との差をどんどん広げていく。しかも、濡れた路面のコーナーで落車したのに落車後のコーナーリングでもギリギリを攻める集中度をキープし続ける。なんという勝利への集中力と執念。全く勝利への渇望が揺るがない。その勝利への圧倒的集中力こそが実はマチューの強さの本質なのかもしれない。
マチューにとって、落車は補給食なのか?
??「全集中の呼吸」
残り距離22.4km、モントローズ・ストリートでアタックし独走を開始したマチュー・ファンデルプール🇳🇱が大きな勝利・虹🌈を掴み取りました👏
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) August 6, 2023
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いつものマチューのガッツポーズとはどこか違う雰囲気の勝利の雰囲気だったかもしれない。これまで世界選手権で優勝できていなかった家族のこと、今日の落車のこと、体力の限界まで走りきったこと、昨年の世界選手権はクソガキのせいで不本意な結果になったことなど多くのことがマチューを満たしていたはず。
ジュニア時代から数えきれないほどの勝利を重ねてきて優勝に慣れたマチューでも、今日のゴールはこれまでの優勝にはなかった感情の勝利になったのかもしれない。
なお2位にはゴール前で抜けだしたワウトが、そして3位には、最終盤はずっと限界で苦しそうにしていたのになぜかゴールライン寸前でピーダースンを僅差でおさえることに成功したポガチャル。その二人には悪いが少し笑った。
【ハイライト】UCI世界選手権大会 男子エリート ロードレース|Cycle*2023
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) August 7, 2023
世界一の証、「虹」をめぐる争いは271.1kmのサバイバル、グラスゴー市内の周回に入ると脱落者が続出、トラブル一つが致命的、まさにエリミネーション#GlasgowScotland2023 #jspocycle
再生リスト 👉https://t.co/z3W1ujyogi pic.twitter.com/S5GBAVU0bF
のちほど差し替え予定。
1 | Mathieu van der Poel | Netherlands | 1位との差 |
2 | Wout van Aert | Belgium | 1:37 |
3 | Tadej Pogačar | Slovenia | 1:45 |
4 | Mads Pedersen | Denmark | ,, |
5 | Stefan Küng | Switzerland | 3:48 |
6 | Jasper Stuyven | Belgium | ,, |
7 | Matthew Dinham | Australia | ,, |
8 | Toms Skujiņš | Latvia | ,, |
9 | Tiesj Benoot | Belgium | ,, |
10 | Alberto Bettiol | Italy | 4:03 |