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ロードレースとロードバイク

アダム・ハンセン「Lottoとアンテルマルシェの合併で解雇される選手リストを持っているから心配な選手は連絡をくれ」

選手協会会長アダム・ハンセン「LottoとIntermarché-Wantyの合併で職を失う選手のリストを持っているから、心配なら連絡してきてほしい」。両チームの不誠実な態度の現状に大きな不満

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宇都宮ジャパンカップ、そしてワールドツアー最終戦であるツアー・オブ・グアンシーも終了し、いよいよ本格的に短いオフシーズンとなる(同時にシクロクロスシーズンの到来でもある)。

しかしそんな時期になってもLottoとIntermarché-Wantyについては合併をするすると言われながら未だに具体的な形が全く見えてこないまま。

両チームの合併が上手くいき、新しいワールドチームが誕生したとしても、1つのワールドチームが保有できる選手数は最大で30人。しかしプロ選手協会CPAの会長アダム・ハンセンは、現在両チーム合わせて44名の契約が残っていると明らかにする。つまり14名の選手が職を失うと語る。次の彼の投稿をみて欲しい。

不誠実なチーム側の態度

ハンセンは以前UCI、Lotto、そしてIntermarché-Wantyの3者を交えて電話協議したようで、そこでハンセンは、UCIから両チームに対して合併後の新チームと契約する選手と仕事がなくなる選手のリストを彼に交付するよう促してもらったようで、彼はそのリストを今所有している(ただし公開はされない)。

そこでハンセンは来季の契約について心配している選手らに、「契約がどうなるか心配なら俺に連絡してほしい。契約がどうなるか教えるから」と訴える。

しかし本来ならそうした情報は早い段階でLottoとIntermarché-Wantyの双方がそれぞれの選手に伝えるべきことであり、CPA会長であるハンセンがそんなことをする義務があるわけではない。しかし両チームがそうした義務を十分に果たしていない現実があり、それがハンセンの頭を悩まし、今回の彼の投稿につながっている。

ハンセンは、「(両チームともベルギー国籍なので)ベルギーの法律では契約の途中解除となっても本来の契約上の給与は完全に支払わなければならない。だが選手としてはワールドツアーで走れるかどうかが重要であって、お金の問題ではない」と語る。

UCIは選手保護のための新ルールづくりを進めるべき

仮に契約上のお金(関係を清算するための精算金)がきちんと支払われても、来季の契約がなければ意味がない。1年間を棒に振ることになり、再び職を得るのにも苦労することになり、難しい立場に追い込まれるからだ。

ハンセンは現時点で5人以上の選手が契約のない状態になっていると明らかにし、その一部はハンセンが教えてはじめて契約がないことを知ったとも明かす。

こうした今年の現状を受けてハンセンは、

“This experience makes it clear that we need to work closely with the UCI to create a stronger protocol, one that truly protects riders in these situations.

訳「今回のことで明らかになったのは、CPAとしてはUCIと密に協力してより確固とした合併ルールをつくる必要があるということだ。それは本当の意味で選手をこうした状況から保護するものでなければならない」

なんだかんだで、もう今年もあと2ヶ月強で終わりである。果たして合併は本当に上手くいくのか、そして職を失う選手たちは全員来年のチームを得られるのか。


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piginwired
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