シマノのデュラエース

新デュラエースのプロトタイプか?ブエルタでリーク。セミワイヤレス、13速、そして親指シフトを搭載か?

新型R9300デュラエースのプロトタイプがブエルタ・ア・エスパーニャでリークされる。セミワイヤレス継続、13速化、そして親指シフト搭載?

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シマノの次世代ロードバイク用最上位コンポ「DURA-ACE R9300」のプロトタイプと思われるものがブエルタ・ア・エスパーニャ2026で目撃された。次のインスタ投稿をみて欲しい。

これは、シマノがコンポの主要スポンサーを務めるAlpecin-Premier Techのチームバイクに装着されていたものの画像だ。

その新型DURA-ACEのプロトタイプ?と思われるものは、13速化、新しい親指ボタン、改良されたパワーメーターなどを採用していると見られる。

一方、リアディレイラーにはケーブルが接続されており、完全ワイヤレスではなく現在と同じセミワイヤレス継続の可能性が高い。

もちろんシマノによる正式発表は現時点では何もなく、「R9300」という製品名が正しいかどうか、その仕様や発売時期がどうなるかなどは現時点で不明だ。

新型DURA-ACEは13速化か。予想される仕様・変更点

Spotted: New Shimano Dura-Ace R9300 groupset breaks cover at La Vuelta a España

今回捉えられたプロトタイプから推測できる新型デュラエースの変更点は次のようなものだ。

  • リアカセットを12速から13速へ変更
  • シフトレバー内側に新しいサムボタン(親指シフター?)を追加
  • セミワイヤレス方式を継続(ただし現行モデルからなんらかのアップデートがされている可能性あり)
  • アルミ製クランクを引き続き採用
  • パワーメーター部分のデザイン変更
  • パワーメーターの性能・正確性向上?
  • SRAMのUDHに似たディレイラー取り付け構造
  • 1×ドライブトレインへの対応を意識した可能性

現行のDURA-ACE R9200は2021年の登場時に11速から12速へ進化したわけだが、新型が正式に13速を採用すれば約5年ぶりとなる大規模な世代交代になるはずだ。

競合ブランドでは、CampagnoloのSuper RecordとRecordがすでに13速化。SRAMもロード用Red AXSは12速だが、グラベル用のRed XPLRでは13速を採用している。シマノも今回の更新によって、トップグレード市場の13速化に追随する形となる。

一方、最小スプロケットの歯数やカセットの構成は不明。10Tが採用される可能性もあるが写真だけではわからない。

新しいフリーハブが必要になる可能性

今回の新型デュラエースのプロトタイプ?のリークとあわせて、思い出してもらいたいのが今月初旬の記事「シマノが13速デュラエースより先に13速GRXを発表?」の内容だ。

その記事ではシマノの新型デュラエースに合わせた新規格のハブ、Shimano 13-speed(ASL13R)が登場するのではないかというネタを伝えた。従来のシマノHGフリーハブとは異なる、新規格のフリーハブボディが必要になるのではないか。

仮に互換性がなくなれば、既存ホイールを使用するユーザーにとって大きな影響が出る。コンポーネントを新型へ交換する際に、フリーハブボディやホイール自体の変更が必要になる可能性があるためだ。

この新ハブの点についても現時点では情報はなく、正式な互換性についてはシマノからの発表を待つ必要がある。

完全ワイヤレスではなくセミワイヤレスを継続か

13速化はユーザーや市場にとって予想通りであり驚くことでもないだろうが、ユーザーにとって予想外なのは完全ワイヤレス化が見送られそうだという点だろうか。

撮影されたバイク画像では、ドライブ側のチェーンステー付近から伸びた短いケーブルが、リアディレイラーに接続されている。これはセミワイヤレスということを示しているだろう。

現行R9200と同じ構造なら、左右のシフトレバーからの操作信号はワイヤレスで送信されるものの、フロントディレイラーとリアディレイラーはフレーム内部のバッテリーにケーブルで接続される。

シマノはすでに最新のXTRやGRXで完全ワイヤレス式リアディレイラーを展開しているわけで、新型DURA-ACEでも同様のシステムが採用されると期待されていたが、今回のプロトタイプは従来と同じくセミワイヤレス方式を維持しているようだ。ただ、バッテリー持続時間などそのスペックは向上している可能性は高い。

アルミ製クランクと新型パワーメーター

クランクは現行DURA-ACEに近い形状だと思われる。また引き続きアルミ合金製とみられる。

SRAMやCampagnoloがトップグレードのクランクにカーボンを採用するなか、シマノは接着構造を用いた中空アルミクランクを継続するようだ。

今回のプロトタイプ版ではブランドロゴが見当たらず、パワーメーター部分のデザインも変更されている。

シフトレバーには新しいサムボタン

シフトレバーの形状は現行型に似ているが、ブラケット内側に突き出した新しい親指ボタンが追加されているのがわかる。

現行DURA-ACEにはブラケットカバーの下に隠された補助ボタンがあるが、新型のボタンは指で直接触れやすい位置に配置されている。SRAM Red AXSのボーナスボタンに近い発想で、操作しやすさのアップデートと言えるだろうか。

ボタンの近くには、小型LEDとみられる部分も確認できるが、ボタンに割り当てられる機能やカスタマイズの内容・範囲は不明だ。

新型デュラエース開発は最終段階か

シマノは2026年に入り、プロトタイプのDURA-ACEペダルをパリ〜ルーベでテストし、7月には新型R9370ホイールを発表していた。

そして今回、ディレイラー、シフトレバー、クランク、カセットまで目撃されたことで、新型DURA-ACEの開発はすでに最終段階にあるのではないか。

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