最下位で涙のキアン・アイデブルックス。足首骨折を抱えままゴール

キアン・アイデブルックは足首骨折でブエルタ第4ステージ最下位。ゴール後に涙。

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昨年までTeam Visma | Lease a Bikeで走っていた23歳のベルギー人総合系選手のキアン・アイデブルックス。電撃的な移籍で心機一転、今年からMovistarで若き総合エースとして走ることになった。

そんな彼は今年のツール・ド・フランスに出場するも途中で体調不良となり、第6ステージでDNF。その日の終盤の超級山岳トゥールマレーでバイクを降りた。根本的な原因は風邪で、それに伴う高熱や胃腸の不具合が彼を苦しめた。

その後ツールでの不完全燃焼から立ち直るべく、このブエルタ・ア・エスパーニャにも出場していたが、昨日の第4ステージはなんと最下位でゴールし、その後涙を流した。一体彼に何があったのか?

情報源:Cian Uijtdebroeks, riding with a broken ankle, finishes last at the Vuelta a España and can’t hold back tears

第2ステージの落車で足首を負傷。第4ステージでは最下位

キアン・アイデブルックスのブエルタは序盤から厳しいものとなった。第2ステージで落車し、その後に足首の痛みを抱えるようになったのだ。

落車後には検査を受けたものの、足首にたまった体液の影響で異常を確認できなかったようだ。その後、改めて検査を受けた結果、足首に小さな亀裂があることが判明した。

第4ステージのスタート前にアイデブルックスはは歩くことさえ難しい状態にあると話した。一方で、医師からはレースを続けても負傷が大きく悪化する可能性は低いとの判断を受け、出走を選択したもよう。

「歩くのはつらいけれど、幸い自転車では歩く必要がない。医師は続けてもよいと言っているので、どうなるか見てみたい」と、苦しい状況のなかでもレース継続への意志を示した。

しかし、負傷の影響は明らかだった。

彼は第4ステージの早い段階でメイン集団から遅れ始め、その後も前方へ戻ることはできなかった。

最終的には出走選手のなかで最下位フィニッシュ。総合表彰台争いへの参戦を期待されていた若いエースにとって、ツール・ド・フランスに続く極めて厳しい結果となった。

ゴール後に涙「もう痛みを感じない」

第4ステージのフィニッシュラインを越えたエイテブルックスは、張り詰めていた感情を抑えられず涙を流した。

「もう痛みを感じない」と語った後、駆け寄ったチームメートたちが肩を抱き、負傷を抱えながら走り切ったベルギー人選手を支えた。

Movistar Teamはこの日、エンリク・マスが好成績を残して明るい雰囲気に包まれていた。その一方で、アイデブルックスにとっては肉体的にも精神的にも過酷な一日となった。

アイデブルックスは大幅に遅れてフィニッシュしたものの、主催者が前日に制限時間を延長していたためタイムアウトによる失格を免れた。

アイデブルックスは現時点でブエルタを継続できることになったわけだが、3週間に及ぶグランツールで足首の負傷を抱えながら走り続ける負担は大きい。今後は本人の痛み再発や回復状況に加え、チームと医療スタッフの判断が重要になる。

このブエルタで総合表彰台を視野に入れていたが、第2ステージの落車によって計画は大きく狂ってしまった。

第4ステージを完走したことでレースには踏みとどまったものの、当初の目標を追い続けられる状態かは不透明だ。まずは次のステージに出走できるのか、そして足首の痛みを抱えながらブエルタを走り続けるのか、そして何よりも本人の意志がどうなのかが注目される。

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