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グランツールでボーナスタイムが優勝を決めたのはいつ以来なのか?

2020ブエルタ総合優勝とボーナスタイムについて

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今年最後のグランツール、「秋のブエルタ・エスパーニャ」は、ボーナスタイムによって雌雄が決せられた。

2020ブエルタ総合優勝とボーナスタイム

すなわち、優勝したログリッチは24秒差でカラパスを下したわけだが、両者が獲得したボーナスタイムはそれぞれ48秒と16秒。ボーナスタイムだけでは32秒ログリッチがリードしていた。

そこで、単純に考えると、仮にこのボーナスタイム分の余裕32秒がなければ、8秒分ログリッチは負けていたことになる。

もちろんこんなのは後付けの屁理屈、くだらない仮定である。ボーナスタイムがなければないでレースは違う展開になっていたであろう。ただ、結果だけみればボーナスタイムが1位と2位を決定した直接の要素であることは数字上は間違いない。

他にボーナスタイムが決定的要因となったグランツールは?

では、ボーナスタイムがこのブエルタのように総合優勝について決定的な要因となったのはいつ以来なのか?

調べてみると、どうやら1983年のジロ・デ・イタリア以来のもよう。

そのジロで優勝したのはイタリア人のジュゼッペ・サローニ(Giuseppe Saronni)。そう、現在チームUAEの監督をしているあの人である。2位はロベルト・ヴィセンティーニ(Roberto Visentini)。両者の差は1分07秒だった。

この差もボーナスタイムが無ければ逆転していたであろうタイム差だった。

というわけで、37年ぶりのボーナスタイムによる優勝決定となろうか。

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