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UCIがレース中のボトルにおしっこを入れ、それを投げ捨てる行為を禁止へ
情報源:The Giro d’Italia Just Had to Tell Pro Cyclists to Stop Peeing in Their Water Bottles
日曜日に行われた2026ジロ・デ・イタリア第9ステージ後に、UCIが異例とも言える注意喚起を行った。
その内容は、「ボトル(ビドン)に排尿し、それを沿道へ投げ捨てる行為は禁止」というものだ。
この警告は、第9ステージ終了後に公開された審判団レポートの中に記載されており、海外で大きな話題となっている。
審判団はその声明の中で、次のように述べている。
“To respect the image of cycling and the Giro d’Italia, the Organiser and the Commissaires’ Panel inform all riders that urinating into a bottle and subsequently discarding it is strictly prohibited.”
訳「ロードレースおよびジロ・デ・イタリアのイメージを守るため、主催者側と審判団は選手に対して、ボトルに排尿し、そのボトルを廃棄する行為を厳しく禁止する」
通常、レースがのんびりしているときや沿道に観客が少ないところならば選手はプロトン後方に下がって、あるいは沿道で立って行為を済ませることが多い。
しかし勝負どころの山だったり、沿道に観客が多いところでは陰部を露出するわけにはいかない。そこでボトルを使って陰部を隠しながらボトルに放尿するなどの工夫がなされる。
今回の警告について、UCIや主催者は具体的な選手名や事例を公表していない。しかし第9ステージでは複数の選手が罰金処分を受けていたようだ。その事例としては次のようなものがあった。
たとえば、Lotto-Intermarchéのエースのレナルト・ファン・イートヴェルトには、「公衆の面前での排尿」により200スイスフラン(約4万円)の罰金が科されたもよう。
また、Pinarello-Q36.5 Pro Cycling Teamのベテランクライマーのダビ・デ・ラ・クルスに対しても、「inappropriate behaviour(不適切行為)」として500スイスフラン(約10万円)の罰金が科されたようだ。
報道ではボトルに関連した不適切な行為が背景にあった可能性も指摘されている。
ロードレースでは伝統的な慣習あるいはファンサービスとして、選手が不要になったボトルを沿道の観客へ投げ渡すのが当たり前の光景だ。ファンが選手の使用済みビドンをレースの記念品として集める文化も存在する。
しかし今回の件では、「中身が飲料ではない可能性」が問題視された形だ。
つまりファンが選手から受け取ったボトルの中身は、実は水やスポーツドリンクではなく、選手の尿である可能性があるということだ。
その場合、大会イメージの毀損だけでなく、それを受け取った観客の衛生状態についての問題が生じる。そうしたことが今回の注意喚起の背景にあるのではないだろうか
ここ10年ぐらいだろうかUCIは、
などへの取り締まりを年々強化している。
特に近年はどのスポーツでも、そのスポーツのイメージ保護が重視されており、そのスポーツのブランド価値を損なう行為そのものを防ごうとする傾向がある。SNS時代・炎上時代だからだろうか。
これまではロードレースにとって当たり前だった行為も、テレビ中継やSNSでの拡散・炎上が当たり前となった現在では、かつて許容されていた行為も再定義されつつあるのだろう。