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チューダーは2027年ワールドツアーワイルドカード枠を確保できるか?カンチェラーラが語るUCIランキング争いと故障者続出の現状
スイスのProTeamのTudor Pro Cycling Teamが、2027年のワールドツアーのワイルドカード枠(特に自動招待枠)獲得に向けて正念場を迎えている。なぜならチームには負傷者が相次いでおり厳しい状況となっているからだ。
しかしチームのオーナーであるファビアン・カンチェラーラはそのような困難な状況にもかかわらず、目標達成への自信を失っていない。そのクラシックレジェンド/個人TTレジェンドの元宇宙人は、今シーズン終了時点での最終的なUCIランキングこそが重要だと話す。
近年のチューダーは急速な成長と補強を遂げている。
スイス資本を背景にチーム規模を拡大し、有力選手やスタッフを獲得。さらに2025年にはジロ・デ・イタリア、2026年にはツール・ド・フランスに出場することとなっており、世界最高峰の舞台で存在感を高めてきた。
→今年のツール・ド・フランスのワイルドカード含む全出場チームが発表。フランスのUnibetではなくスペインのCaja Ruralが初のツール出場!
現在の最大目標は、2026年シーズン終了時点のUCIランキングで上位18チームに入り、2027年からのワールドツアーライセンス(自動招待枠)の獲得を実現することだ。ProTeamランキング1位~3位ならば自動的に全てのワールドツアーのレースに参加できる(招待される)権利を得る。
このライセンス(権利)を得れば、ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアなど主要レースへの自動出場権を手にすることができる。
これはチームにとってもスポンサーにとっても、そして選手らスタッフにとっても大きなモチベーションとなる。
しかし、上述のように今季のチューダーは順風満帆とは言えない状況だ。チーム内では複数の主力選手が故障や体調不良に苦しみ、本来獲得できたはずのUCIポイントを取りこぼしている状況が続いている。
ワールドツアー昇格争いでは、シーズンを通じて安定してポイントを積み重ねることが重要となるため、主力選手の離脱は大きな痛手となる。
しかしオーナーであるカンチェラーラはあくまで2026年終了時点でのUCIポイントが重要なのであって、シーズン前半の状況が悪くてもこれから挽回すれば良いというポジティブな考えを示す。
そのためには、単発的な好成績だけでなく、年間を通じてポイントを積み上げることができる安定した組織力が必要になるが、、そのためにこれまで有力選手らの補強を続け、チーム力全体の底上げを図ってきたわけだ。
そうしたチーム力増強を象徴する選手の一人が、ジュリアン・アラフィリップだ。その元世界王者の33歳の加入によって、チームの知名度と競争力は大きく向上した。
また彼以外の経験豊富な選手も加わったことで、チームはクラシックレースやステージレースで以前よりも安定して結果を残せる布陣となった。
もしこれからのシーズン後半戦で勢いを取り戻すことができれば、2027年ワールドツアーの自動招待枠確保という目標は十分に現実的なものとなるだろう。
そのためにもチューダーにとって重要なのは、負傷者の復帰と主力メンバーの安定した戦績となるだろう。