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今日からはマチュー・ファン・デル・プールに注目すべき理由とは?なぜマチューがポイント賞争いの鍵を握るのか?
2026ツール・ド・フランスは今日から3日間は全て山岳ステージとなる。つまり今大会の最終決戦が今日から始まる。
だが総合争いという点ではトラブルが発生しなければ99%タデイ・ポガチャルで間違いない。一方で大会終盤で激しさを増しているのがポイント賞、山岳賞、新人賞だ。
第17ステージを終えて山岳賞は次のようになっている。
| 順位 | 選手名 | チーム名 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1 | Tadej Pogačar | UAE Team Emirates – XRG | 70 |
| 2 | Valentin Paret-Peintre | Soudal Quick-Step | 46 |
| 3 | Richard Carapaz | EF Education – EasyPost | 40 |
| 4 | Remco Evenepoel | Red Bull – BORA – hansgrohe | 36 |
| 5 | Paul Seixas | Decathlon CMA CGM Team | 34 |
タデイ・ポガチャルが1位で2位が弟パントル(ヴァランタン・パレパントル)、3位がリチャル・カラパス。
ポガチャルが首位にたっているが、ポイント差は圧倒的というわけではないため、こちらはまだどうなるかわからない。
次に新人賞だが、こうなっている。
| 順位 | 選手名 | チーム名 | タイム差 |
|---|---|---|---|
| 1 | Isaac del Toro | UAE Team Emirates – XRG | ― |
| 2 | Paul Seixas | Decathlon CMA CGM Team | 0:20 |
| 3 | Juan Ayuso | Lidl – Trek | 2:31 |
| 4 | Lenny Martinez | Bahrain – Victorious | 5:59 |
| 5 | Davide Piganzoli | Team Visma | Lease a Bike | 20:37 |
こちらはデル・トロとセクサスの一騎打ちという様相に。20秒差がついているが、なにせ3連続山岳ステージであるため、こちらもまだまだどうなるかわからない。ちょっとした不調や判断ミスがあれば20秒差はあってないものとなる。
またデル・トロはポガチャルのアシストという仕事もあるため、その分セクサスよりは状況的に不利と言えるかもしれない。しかしこれまでのようにポガチャルが逆にデル・トロのアシストなってくれるという可能性もある?
今日から3日間連続山岳ステージであるためピュアスプリンターはグルペットでサイクリング……というわけにはいかない。なぜなら中間スプリントでポイントを稼がなければならない。
そのポイント賞ランキングはこうなっている。
| 順位 | 選手名 | チーム名 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1 | Mads Pedersen | Lidl – Trek | 452 |
| 2 | Jasper Philipsen | Alpecin – Premier Tech | 445 |
| 3 | Biniam Girmay | NSN Cycling Team | 361 |
| 4 | Max Kanter | XDS Astana Team | 271 |
| 5 | Olav Kooij | Decathlon CMA CGM Team | 230 |
1位のピーダスンと2位のフィリプセンとの差はたったの7ポイントだ。山岳ステージのためステージ優勝の可能性はゼロだが、中間スプリントでのポイントで容易に覆る程度の差でしかない。
今大会の中間スプリントのポイント配分は、通過順に25、20、16、14、12、10、9、8、7、6、5、4、3、2、1ポイントになっている。
よって今日から3日間はピュアスプリンターによる中間スプリント争いが熾烈となるだろう。まるで平坦ステージのゴール前スプリントのようにLidl-TrekとAlpecin-Premier Techのトレイン対決が中間スプリントで見られるかもしれない。
そんな今日からの3日間でポイント賞争いのキーマンとなり得るのがマチュー・ファン・デル・プールだ。山岳ステージであるためヤスペル・フィリプセンをゴール前でアシストする必要はない。逆に中間スプリントでアシストする必要はあるかもしれない。
だがマチューはフィリプセンの発射台になるだけでなく逃げにも長時間乗り、しかも独走ができる超強力な選手だ。そして通常の逃げ集団に入るような選手たちの中で、登りスプリント以外の場面でマチューにスプリントで勝てる選手はいない。しかも今日からの逃げに乗るのはクライマー系の選手が多いはずだ。
そんなマチューが逃げて中間スプリントを1位通過し、マッズ・ピーダスンの25ポイント獲得を妨害する作戦が考えられる。
もちろんそのマチューが逃げに乗ろうとした時点で、Lidl-Trekが全力で追いかけることになるだろう。あるいはマッズ・ピーダスン自身がマチューと逃げに乗ろうとする可能性もある。その場合はAlpecin-Premier Techが全力で追いかけるか。
またマチューは逃げに乗らなくても、プロトンの先頭で逃げを激しく追い詰める役割も、そしてフィリプセンの最終発射台も務められる。Lidl-Trekにマチューに対抗できるスプリント力をもつ発射台はいない。
以上のようにマチュー・ファン・デル・プールが逃げても逃げなくても、Alpecin-Premier Techにとっては有利であり、Lidl-Trekにとっては困難な闘いとなる。マチューの独走力とスプリント力の高さがその理由だ。
はたしてAlpecin-Premier Techはどのパターンで中間スプリントを稼ぎにくるのか。追われる立場のLidl-Trekはそれにどう対応するのか。
今日からの3日間は山岳ステージではあるが、中間スプリントが激アツとなるだろう。