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2026世界選手権個人TTでの驚異的なレムコ・エヴェネプールの走行データ。各中間計測ポイントのタイムをライバルたちと比較。
さきほど伝えたように、ベルギー代表のレムコ・エヴェネプールが昨夜の2026UCI世界選手権個人タイムトライアル男子エリートで優勝。史上初となる4連覇を達成し、歴史を塗り替えた。
そんなレムコ・エヴェネプールの走行データについて、レムコの走りの凄さを示すSNS投稿があったのでご紹介。

次の投稿ではコースを4分割し、3つの中間計測ポイントと最後のフィニッシュ地点という4つのタイミングでの走行データが示されている。
🌈 #Montréal2026, M Elite, ITT (39.2 km)
— ammattipyöräily (@ammattipyoraily) September 20, 2026
ITT splitted into 4 parts (int. time checks). 📷 shows how much time rivals lost to Evenepoel in each part. First 2 parts were strongest for Evenepoel, he built up most of his winning margin there. Söderqvist's sharp drop due to fall. pic.twitter.com/BtMGgxP62e
見てわかるようにレムコ・エヴェネプールは全ての区間で1位となっており、圧倒的な強さを見せ完全勝利と言える。
まずスタートから第1計測ポイントまではレムコの次に速かったのがスウェーデン代表のヤコブ・ソデルクヴィスト。
このヤコブ・ソデルクヴィストは今年Lidl-Trekでプロデビューを飾ったばかりの23歳で、昨年のU23世界選手権個人TT王者だ。
第2計測ポイントではレムコが1位のままだが、2位はフィリッポ・ガンナになっている。ガンナはスタートからは一番遅かったが、この第2区間でレムコ以外で唯一失速していない。
またこの区間でのレムコと他の選手との差(グラフ縦軸の落差)の大きさを見て欲しい。他の区間と比べてこの第2区間でその差が最も大きい。これは、レムコがこの区間でタイムを大きく稼いだことを意味する。
ヤコブ・ソデルクヴィストはこの第2区間で最も大きな失速を喫している。スタートから飛ばしすぎたのでここで調整したのか?
ペーシングの落差が激しいことは無駄なエネルギー消耗とタイムロスにつながるわけで、このあたりがプロデビューしたばかりでまだまだ改善の余地があるところなのかもしれない。
この区間ではみんなレムコに対して差をつめることができている。高速巡航区間だったのか、それともレムコが最後の登り区間のためにあえてペースを落としたのか?
まずヤコブ・ソデルクヴィストがここで大きくタイムを失っているが、これはコーナーで落車したからだ。

そしてレムコ・エヴェネプールはこの最後の登り区間でも失速することはなかった。逆に他のライバルたちは第3計測ポイントと比較するとこの登り区間でほんの少しではあるもののタイムを失ってしまっている。
以上のように、お手本のような巧みなペーシング、どこでタイムを稼ぐのかという戦術、それを可能にする身体能力とコンディション、プロトン最高クラスのエアロポジション……など、2026世界選手権個人TTはレムコ・エヴェネプールが完璧な走りをしたと言えるだろう。
ただただ脱帽である。シャッポー!