レビュー
Rapha




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フェリックス・ガルが2026ジロで総合2位になれた秘密とは?ガルがその理由を説明。
情報源:Felix Gall explains the change behind his first Grand Tour podium
2026年ジロ・デ・イタリアで総合2位というキャリア最高の成績を収めたDecathlon-CMA CGMのエースのフェリックス・ガル(Felix Gall)。これまで有望なクライマーとして知られていたオーストリア人ライダーは、なぜ一気に初のグランツール表彰台へと駆け上がることができたのか。
レース終了後の本人のコメントからは、「トレーニング」と「メンタル面」での進化が彼の躍進を支える土台になったようだ。
ガルによると、Decathlon-CMA CGMと彼自身は2025年11月の段階でジロ・デ・イタリアを今シーズンの最大目標に設定したようだ。
そしてシーズン初期から総合表彰台を明確な目標として準備を進めたことで、チーム全体に強いモチベーションと戦略上の一貫性が生まれた。
その結果、Decathlon CMA CGMは大会を通じて高い結束力を維持し、山岳ステージでも常にガルをサポートできる体制を構築することに成功。
ガル自身も「チームはレースを重ねるごとに強くなり、自信も増していった」と振り返る。
2026ジロ総合2位という快挙について、ガルは単純明快な理由を挙げている。それは過去のどのシーズンよりも多く、そして強度の高いトレーニングを積んだことだ。
これまでのガルは高強度トレーニングに対して、あまり積極的に取り組んでこなかったようだ。詳しい理由は不明だが、高強度トレーニングについて慎重な考え方だったもよう。
また、ピークコンディションの長期間維持が難しいという課題をも抱えていた。
しかし今シーズンはこのジロのために、高強度トレーニングを積み重ねてきた。その結果、本人は次のような変化を実感している。
グランツールではある1日だけ最高の走りができることよりも、3週間の間ずっと80%で走れるとい能力や安定感のほうがはるかに重要になるわけだが、今回のガルはまさにその理想的なレース運びを実現したと言えるだろう。
実際、彼の山岳での走りは無理してヴィンゲゴーについていこうとするのではなく、マイペースで登ることを優先していた。しかしそれでもジャイ・ヒンドレーなどに追い抜かされ、タイム差を広げられることはなかった。
これは、
この2点において彼に良い変化が起こったということを意味するだろう。
今回のジロのこの結果だけを見ればフェリックス・ガルは自身が総合系クライマーとして世界トップクラスに近づいたと言える。
一方で、さらなる総合優勝争いを目指す上では改善点ある。それは個人タイムトライアルだ。
今大会は個人TTは一度だけだったが、その第10ステージは40km超の長いTTだった。そしてその日はヴィンゲゴーも上手くいかなかったわけだが、ガルはそんなヴィンゲゴーと比べてもやはり遅れてしまった。そのため、総合優勝レベルへ到達するにはTT能力の向上が必要だと本人も認めている。
もしTTでのパフォーマンス向上が実現すれば、今後もグランツール優勝争いに加わり続ける可能性は十分にある。
このジロでキャリア史上最高の結果を残したガルはしばらく休養期間に入る予定で、次の目標はブエルタ・ア・エスパーニャとなる。
そのブエルタの結果次第で、このジロが単なるフロック(fluke)だったのか、それともオーストリアのエースが本当にグランツール上位常連へ成長を遂げたと言えるのかどうかが明らかになるだろう。
2026年はガルが真の総合エースになれるかどうかの重要なキャリアの転換点になりそうだ。