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ツール第20ステージ個人TT:ウランはフルームに勝つための条件、過去の戦績、ウランの個人タイムトライアルの実力。

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Cannondale-Drapac Twitterより

実質的に2017年ツールの覇者が決まる今日の第20ステージ、個人タイムトライアル(ITT)。

その前に、今回はウランの個人タイムトライアルの戦績・実力をちょこっとおさらいしてみよか、という記事や。


情報源:Tour de France analysis: Can Rigoberto Uran take yellow in a 22km time trial?

ウランがフルームにタイムトライアルで勝てる可能性は?

ウランvsフルーム。ウランの個人タイムトライアルの実力。

①第20ステージのコース

まず第20ステージのコースはこうなってる。

2017ツール・ド・フランス第20ステージ個人タイムトライアルコース
ASO公式 2017ツール第20ステージコース。

距離は22.5㎞。中盤過ぎにちょっと標高116mの山?丘?があるだけ。

②ウランが勝つための最低限必要な条件、「1.3」

この22.5㎞でウランが勝つためには、フルームとの差が29秒やから、計算式

29÷22.5=1.2888・・・・

となり、最低でも1㎞につき約1.3秒分はフルームより速く走る必要がある。もちろんフルームがめっちゃ調子よく走る可能性もあるから、あくまで必要最低限としての1kmあたり1.3秒。

数字でみれば、「ん?1秒ちょっとやんけ。余裕やろ」と思うけどそんな簡単にはいかへんのが実際。ある区間の数キロだけはそのペースをクリアできても、その以外の区間では実はそのペースを維持できず失速してしまい、結局トータルでは全然アカン……となるのが常。タイムトライアルは本当にペース配分が難しい。機械のように正確で精密なぺース配分が重要。


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③ウランvsフルーム。過去の戦績。

ではウランに勝つ可能性があるのか?その1.3秒をクリアできる可能性は?二人の過去の戦績からちょっと探っていく。

2014年のジロのTTはウランが優勝してる。ただしこの年はジロにフルームは出てないから、二人の比較はできひん。でも、ウランがTTに強いのはわかる。

同年のブエルタでは約37㎞のTTでは、ウランとフルームが激突。優勝はトニマルことトニー・マルティンやったけど、フランはマルテインからわずか15秒遅れでゴール。しかもこの時、ウランはフルームより77秒速く走り、フルームに勝利してる。

フルームもTTは本来強いから、このブエルタのデータはちょっと例外的なデータと考えられる。せやけど、フルームの調子次第では逆転可能というのはわかる。

さらにちょっとさかのぼって2010年からの二人のTTでの勝負を振り返る。

2010年以来、二人は14回個人TTで激突してる。そのうち5回はウランの勝利。8回はフルームの勝利。残り1回は同タイム引き分け。

2015年と2016年はウランはフルームに全く勝ててないけど、この2年かいはウランがダークサイドというか、スランプに陥ってたころ。ところが今年のツールはみんな知ってのとおり絶好調。全盛期のウランが戻ってきた。せやから2015年と2016年のデータは無視!

そして今年のツール第1ステージ、デュッセルドルフでのTTは51秒差でフルームの勝利。

ま、このときは雨やったし、あとウランのTTバイクのハンドルのセッティングがUCIのルール違反ちゃうか?みたいなゴタゴタがあったりして、ウランのスタート直前までいろいろあったみたいやし、雨とそのゴタゴタの2つの要素が影響してたかもしれへん。してへんかったかもしれへんけど。


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④結論

これらのことを考えても正直、ワシは可能性は低いと思ってるけど、1割ぐらいの確率で逆転はあると思ってる。おまえらはどう予想する?

もし逆転したらこれはもう今年のツールは神回になるで。フルーム&Skyのファンには悪いけどな。

ウランが所属するキャノンデールは資金難やったけど、つい先日・昨日、新スポンサーを2つ獲得した(する予定)と発表した。1つはアメリカのWEB企業オース。なんかヤフーを買収した会社らしいけど。

過去記事:経営難のキャノンデール・ドラパックが、新たに2つのスポンサーを獲得か?

そしてもしウランが優勝すればさらにアメリカ企業のスポンサーが増えるかもしれへん。そうなると資金がさらに集まり、大型補強も可能となる。ま、いうても移籍市場はもう今の時点である程度終わりかけかもしれへんけど。春先から水面下でいろいろ動いてるしね。

となったら、来年のツールは、今年のジロを制したTTがフルーム並に強いドュムラン(大)、Skyのフルーム、そしてディフェンディングチャンピオンのウランという構図になるかもしれへん。

そうなったらめっちゃおもしろそうやん?しかもこれに、今年落車リタイアしたBMCのリッチー・ポートも争いに加わるやろ。今年より来年のほうがおもしろくなる可能性がある。

関連過去記事:2018年にアル、マーティン、ヴィヴィアーニがみんなUAEへ移籍か?

ワシはそんな期待もこめて、ウランの勝利を願いたい。確率は1割程度やろうけどね。

(関連する過去記事とか、1つ前・後の記事は下のほうにあるで)

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