2018ツール・ド・フランス第11ステージ感想：総合勢の攻撃とサヨナラと。

 

昨日に比べると今日の第12ステージが本番といえば本番みたいなもんやけど、昨第11ステージは後半残り30㎞あたりから一気におもしろなったね。総合勢がかなり動いてきたからね。

 

 

 

(1) 第11ステージ感想：総合勢がワチャワチャと殴り合い。まとめ動画。

 

まずはなんといってもモビ☆スタの作戦やね。後半残り30㎞あたりからやったかな？バルベルデを集団から抜け出させて、前を走ってたソレルと合体させて二人でランデヴー。ブー。ブー。ソレルがかなりの強さを見せる牽きでガンガンかっとばしていった。ソレル強いわ。ただ最終的には後方からの追走集団につかまってしまったけどね。モビ☆スタは3枚看板で乗り込んできたから、まずはその1枚、遊撃隊長バルベルデというカードをきってきたという感じやね。今後、ランダとキンタナが協調するアタックや逃げが見られるのかどうか。

 

次に終盤の下りで抜け出そうとしたチームSunwebの動き。デュムラン（大）が下りを利用してアシストと2人で抜け出した。これも結果的には成功せーへんかったけど、隙あらば攻撃をしかけるというデュムラン（大）とチームの意志が感じられて、今後も動いてくることが楽しみになった。「あぁちゃんと本気で表彰台狙ってるんやな」って。あとはフルームと同様に、ジロからしっかり回復できてるか不明やったんやけど、デュムラン（大）も調子よさそうやね。フルームに遅れなかったしね。

 

ダンマーもゴール前で離されてもうたけど、そこまではこれまでの攻撃的姿勢も調子の良さ・強さも見せてくれてたからまだまだイケそう。

 

一方、バルデは大きな失敗したね。たぶん調子としてはかなりいい日やったような気がするんやけどね。

 

 

ダンマーがアタックしたとき、それについていったのがフルームだけ。そのときフルームらと走ってたバルデは動かず、ダンマー＆フルームに差をつけられてしまった。残り距離が少ない時点でのこうした動きは絶対にチェックせなアカンはずやけどね。フルームが動いてるわけやし。バルデはニバリとかだけに注意を奪われてたのか、ボーっとしてたのか。

 

このミス1つで、第11ステージだけでフルームやデュムランから35秒ぐらい遅れてしまったわけで、これは痛いわ。痛恨のミス。せっかく第9ステージは奇跡的なサバイバルに成功したのにな。でもま、調子は良さそうやから今日に期待。

 

あとチームSkyはどういう戦略を立ててるんやろ。第三週まではGがマイヨジョーヌを、そして最終週のどこかでフルームにジャージを移動させるつもりなんやろか？つまりフルームをずっと温存しておく？もし、三週目でフルームが予想を下回るパフォーマンスだったならばそのままGでの優勝に切り替え？どうなんやろね。

 

なお、カヴェンディッシュとキッテルはタイムアウトで失格処分。ツールからサヨナラ、サヨナラ。二人とも今年のツール（カヴェンディッシュは去年もやけど）ではいいとこなし。人生ではだいたい悪いことは重なるもんやし、ま、こういうことになるわね。

 

 

 

(2)第12ステージのコースプロフィール

 

 

いよいよ今日、アルプデュエズが登場する。昨日の第11ステージは超級山岳（カテゴリーH：画像でのHCマーク）が2つやったんやけど、第12ステージは御覧のとおり3つ。1つ増えた。難関度が上がる感じ。なので今日が本番といえば本番。

 

おそらくやけど、昨日失敗をやらかしたバルデ、昨日チームとして戦略を展開し、ゆさぶりをかけてきたモビ☆スタとSunweb。そして相変わらず好調そうなダンマー、これらが今日も昨日以上に激しく攻撃をしかけてくる可能性は非常に高いと思われる。というのも、第13・14ステージと平坦基調のステージやからね。今日アタックしないと差を埋めたりチャンスがどんどん少なくなっていくからね。それに平坦ステージやと総合勢のライバルたちは攻撃せーへんからね。ちょっとだけ心身を休ませられるからね。でも逆にそのぶん、落車の危険性が山岳よりずっと高いわけやけど。

 

ま、どうなるかね。今日は絶対にみなアカンで！

 

（関連する過去記事とか、１つ前・後の記事は下のほうにあるで）