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【GP4000との比較実験】コンチネンタルGP5000は4.3ワット速い。実測のタイヤ幅は?

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少し前にコンチネンタルの新作タイヤGP5000が発表された。旧作GP4000系は誰もが知る万能タイヤの超人気品やったわけやけど、GP5000はそれをすべての部分で上回る性能を実現という宣伝文句や。

 

しかも待望のチューブレスバージョンも登場。やったぜ。

【チューブレス&最新技術搭載】コンチネンタルGrand Prix 5000が登場。4000シリーズから進化をした点は?

 

話題沸騰のGP5000やけど、空気力学の専門家によればGP4000と比べて、4.3ワット速いらしいぞ。

 

情報源:New Continental GP 5000 tyre is 4.3 watts faster than outgoing GP 4000 say aero testing specialists

 




 

 

GP5000は本当に速いのか?エアロ性能、転がり抵抗の実験結果。

 

①記者によるGP5000の感想

 

まず情報源メディアの記者が実際に500㎞ほど乗ってみたらしいわ。その感想としては、あくまでその人間の感覚に基づくもんやけど、

 

記者「すべてにおいてGP4000よりイイ。特にグリップと転がり抵抗について(・∀・)イイ!!」

 

というもの。

 

さて、ここから今回の本題。

 

【Wiggle】Continental Grand Prix 5000 タイヤ

 

 

②空気力学の専門家集団Aerocoachとタイヤ幅の実測

 

B Xavier Disleyという博士がトップにたち、空気力学の専門家たちが集まって作った組織Aerocoach(エアロコーチ)という団体があるらしい。

 

公式サイト:Aerocoach

 

その博士のTwitterがこちら。

 

 

 

③GP5000のエアロ性能

 

そのAerocoachがコンチネンタルGP5000について、4000との比較実験をした。その記事がこれ。

 

Aerocoach公式サイト:CONTINENTAL GP 5000 ROLLING RESISTANCE AND AERO TEST DATA

 

このページには、タイヤ幅の比較でこう書いてある。

 

A 23mm GP 5000 measured up as quite a bit smaller than the GP 4000, as the width was 25.19mm (0.47mm narrower than the GP 4000) and height 22.18mm (0.91mm lower than the GP 4000).

 

訳「23mm版GP5000は、GP4000のそれをかなり幅が異なる。GP4000よりも0.47mm狭くなって、幅25.19mmや。高さにつていはGP4000より0.91mm低くなって22.18mmや」

 

次にエアロ効果の実験。風洞トンネルでの実験や。

 

実験に使われた機材はバイクがCervelo P2。タイヤは3種類、GP4000、GP5000、そしてGP TT。全て23mm幅。チューブはVittoriaのLatex。空気圧は90psi。実験での速度は時速45㎞。なんで45㎞かというと、なんかようわからんけどそれが一番実験に最適な速度らしいわ。理屈?知らん。

 

まずエアロ効果のグラフを見てもらおう。

 

GP5000のエアロ性能と転がり抵抗
From Aerocoach公式サイト:CONTINENTAL GP 5000 ROLLING RESISTANCE AND AERO TEST DATA ©AeroCoach 2018LTD

 

こうなる。折れ線の色が真っ白なやつがGP4000.赤色がGP5000ね。そんで縦軸があるやん?縦軸の値が上にいくほど、空気抵抗が大きくなるってことね。横軸はヨー角の大きさ。→へいくほどヨー角が増加。

 

簡単に結果を見ると、

 

  • ヨー角5度まではGP4000が一番エアロ効果高い。
  • ヨー角6度すぎたあたりで一気にGP5000のエアロ効果がその本領を発揮し、3つのタイヤの中で最も空気抵抗が少なくなる。
  • ヨー角がどんどん増えても最後までGP5000が一番空気抵抗すくないまま。

 

ということがわかる。GP5000すごいっすね。タイムトライアル用のGP TTよりもエアロ効果高いっすね。このデータの限りでは。

 




 

 

④GP5000の転がり抵抗

 

次に転がり抵抗のデータや。これも時速45㎞でのデータ。

 

GP5000のエアロ性能と転がり抵抗
From Aerocoach公式サイト:CONTINENTAL GP 5000 ROLLING RESISTANCE AND AERO TEST DATA ©AeroCoach 2018LTD

 

結果からいうと、タイムトライアル用のGP TTが一番転がり抵抗が低く、ついでGP5000、そしてGP4000という順番。

 

コンチネンタルの宣伝文句では、GP5000はGP4000より転がり抵抗が12%少なくなってる。

 

上記データではGP4000が33.7W。それより12%減と考えると、33.7 x (1-0.12)=29.656。これは上記データのGP5000が29.7Wという数字とかなり近いね。ほとんど同じ。せやから同社の言うことは正しいと言えるか。たぶん。

 

【Wiggle】Continental Grand Prix 5000 タイヤ

 

 

⑤GP5000の総合力

 

さて、最後に上記2つの要素、つまりエアロ効果と転がり抵抗という要素を合わせて総合的な性能を見てみよう。結局、1つだけの性能が優れてても他の面でアカンかったら意味ないからね。総合力が大事。

 

GP5000のエアロ性能と転がり抵抗
From Aerocoach公式サイト:CONTINENTAL GP 5000 ROLLING RESISTANCE AND AERO TEST DATA ©AeroCoach 2018LTD

 

総合力の順位はこうなった。1位はGP TT。2位はGP5000。3位にGP4000。

 

  • 1位と2位の差は1.4ワット
  • 2位と3位の差は4.3ワット

 

この差に着目してほしい。1位と2位の差よりも、2位と3位との差が大きく開いてる。これはやはり総合力という点でGP5000はGP4000よりもずっと性能が良いということやね。まぁエアロ効果と転がり抵抗と2要素だけの総合力やけど。

 

といわけで、やはりGP 5000はなかなかエエ感じみたいやね。ワシは使うつもりないけど。ひねくれ豚野郎やしね。ブヒー。

 

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(関連する過去記事とか、1つ前・後の記事は下のほうにあるで)

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