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昨夜の第15ステージで、パリでの表彰台を狙う面々からタイムを失ってしまったJulian Alaphilippe。その要因の1つが、その日のラストマウンテン、1級山岳Prat d’Albisで結果として余計な動きをしてしまったこと。
すなわち、少しでもライバルたちとの差をつめようとアタックしたThibaut Pinotについていってしまった。Egan BernalとEmanuel Buchmannもついていったけど、IneosはGが後方待機という形になったので、Bernalの動きは至極当然のもの。
しかし、連続的にペースを上げるThibaut Pinotには誰もついていけず、結局Alaphilippeは後退してしまう。つまり、骨折り損のくたびれもうけ。ここが明らかなミスとなった。
この動きについて、Alaphilippe本人はこう述べる。
“I just raced instinctively as usual. When I saw Thibaut going I went because I saw Bernal and Buchmann going too. I knew that I had a bit of a a margin on Thibaut and I could have not followed, but I’m used to racing the way I want.
訳「いつもと同じように直観で動いただけや。Pinotが動いたときワシも動いたのは、BernalとBuchmannもいこうとしてたからや。頭の中ではPinotに対してちょっとしたタイム差はあることは当然わかってたんやけど、そんで、実際にはついていけなかったわけやけど、でもこういう本能で動くみたいなのがワシのいつものレーススタイルなんや」
After the difficult day I spent yesterday, today I felt much better and I was able to contribute to supporting the yellow jersey. I'm happy that Julian managed to defend it and go to the third week of the Tour with still the leadership in his hands! #TDF19 📸 @bettiniphoto pic.twitter.com/gTQ3IWkVyH
— Elia Viviani (@eliaviviani) July 21, 2019
“We can always do the race again, but at the point when Pinot attacked I felt good and it was only later that I didn’t feel so good. I’m not used to defending the lead in a stage race. I’m learning from my mistakes.
訳「ワシらはいつもレースを連続して走れるわけやけど、Pinotがアタックしたときその時点では、ワシは今日もいけるわと感じてたんよ。でもそのほんの少し時間が経ったとき、ワシは今日は調子悪いと思ったんよ。ワシはステージレースで総合首位を守るような走りに慣れてへん。日々失敗を糧にして学んでるところや」
Panache, grit, determination!@alafpolak1 defends the #TDF2019 yellow jersey on the Tourmalet and gains valuable time on the GC after an intense stage: https://t.co/VGx39SSBje
— Deceuninck-QuickStep (@deceuninck_qst) July 20, 2019
Photo: @GettySport pic.twitter.com/QUkdeIY5Tx
“I remain realistic and on the gradients we have ahead I’m aware that it will be difficult. It’s not a surprise that I’m starting to struggle.
訳「ワシは今でも現実主義や。今後の山岳ステージのコースを考えれば、総合首位の維持は難しいやろなと覚悟しとる。でもま、マイヨジューヌのために死力を尽くそうとするのは当然やろ?」
今日は休息日。どれだけ回復し、そして第三週目の死闘に挑めるかが勝負の分かれ目。でもマイヨジューヌ着用してるだけにメディア対応で大忙しやろね。お疲れさん。
注目の15s終わりましたね~。
Gは昨年優勝して、レース後の対応が面倒だったと分かっている。
だから、アラフィリップにマイヨジョーヌを着させているのではないだろうか?
昨日もIneosは、トレインを組めない(調子が悪い)のではなく、3週目に向けて
温存しているように見える。(特にクフィアトコウスキー)
ただ、3週目(18,19,20ステージ)で1分35秒をひっくり返せるか?と
言われると、アラフィリップの調子が戻れば難しくなってしまう。
どうなるアラフィリップ?どうするG、Ineos?
楽しい寝不足は、まだまだ続く。
アラフィリップの限界?もみえてきて、Thibaut Pinotの調子の良さや、Jumbo-Vismaの名前が読めないさんの堅調ぶりもすばらしく、いよいよおもしろくなってきたブヒね
大本命が不在で今年は盛り上がるのかしら?と思っていたら、蓋を開ければ日替わりで勝者となるわ、まさかのアラフィリップくんのマイヨジョーヌにウエレンスの赤玉、そんな混沌状況を安定のサガンで締めるという実に面白い展開ですね。
ワタシとしてはアラフィリップくんとチームにとって千載一遇のチャンスでもあり、これを逃すとクラシック狙いからツール狙いに体制や作戦を組み替えない限り、当面は ”無い” だろうと見てました。
なので(マスも脱落したことだし)チームも腹くくって総合優勝に向けて死力を尽くしてほしい、と願ってます。
豚さんも指摘してるとおり、最終週はイネオス、ユンボ、FDJは総攻撃でしょうから。
なので今週はもう本能で動くな、アラフィリップくん! 耐えて耐えて耐え忍ぶんだ!
個人的に、仮にシャンゼリゼでアラフィリップがツールを表彰台に上った場合に、
万年金欠集団のチームにフランス企業(または国際企業)のスポンサー話がやってくると良いなと思うブヒ。
確かに総合獲ったらスポンサー集めはずいぶん楽になりそうですねぇ。
チームの価値がぐんと上がりますもんね。
北のクラシックで勝ちまくっても、ベルギー国内向けにはいいとしても、ワールドワイド的にはちょっと…というところでしょうから。