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情報源:Italian ProTeam riders banned from using power meters
近年のロードレースでは、パワーメーター使用の是非が議論されることが多い。曰く、「選手は自分自身の肉体と対話をせずに、パワーメーターの数字だけにご執心」「ライバルたちの顔を見るより、パワーメーターの数字ばかり見ている」などなど。
たしかにひたすら一定のペースで「平均的に」登るのが一番効率的で一番合理的なのは確か。しかし、だからといってパワーメーターだけ見てれば勝てるかといえばそれもまた疑問。調子が悪いときは調子が悪いわけで、数字だけ見ていても調子が良くなるわけでもなく、結局のところパワーメーターはあくまで、勝つための必須条件ではなく、最低条件を整える1つの要素にしか過ぎないのではないかとも思える。
そんな中、なんとイタリアのプロチームの数人の選手が、パワーメーターを使ったという理由で所属チームから処分を受けることになってしまった。どうやらそのチームのマネージャーは、大のパワーメーター嫌いのもよう。
Let nothing stand between you and your ride. Get the #Garmin and #Tacx gear you need to train year-round: https://t.co/oDc2LPRHDl pic.twitter.com/nVMJQIG903
— Garmin (@Garmin) November 1, 2019
そのチームとはイタリアのプロチームVini Zabu-KTM。これまではNeri Sottoliというチーム名だった。こっちのほうが馴染みあるかも。そして、チームマネージャーはLuca Scinto。そのマネージャーは地元紙La Gazzetta dello Sportに対してこう言う。
‘Many riders were obsessed with the numbers and were influenced. I’m done with it, I want them to be able to ride around freely. It is good to use the meters during training because then you can improve yourself.’
訳「多くの選手がパワーメーターの数字に取りつかれ、影響を受けている。そんな状況にもううんざりや。ワシはな、選手にもっと自由に暴れて欲しいんや。トレーニングなら使ってもええ、自身の向上に役立つからな」
マネージャーである同氏は、期待された走りをできなかった選手らがパワーメーターの数字を言い訳に使うことに嫌気がさしているよう。
といういうのも、選手たちからは「数字が低いから今日は調子が悪いんや」「心拍数があまりあがらへん。疲れてるんや」「さっきまで400ワットを出してたけど、もうその数字が出ないからアカンわ」という言葉を多く聞くようになった。そして、「パワーメーターの数字が悪いから」それ以上頑張らない、あるいは状況を打破する工夫をしようとしない場面が多くなってきた。
そんなチームの状況に堪忍袋の緒が切れているもよう。ブチギレや!
‘I don’t want to lead robots, but riders who listen to their bodies and can control themselves,’
訳「ワシは数字で動くロボットを率いたいわけじゃない。己の肉体と対話し自分自身をコントロールできる選手らといっしょにレースをしたいんや」
まーこのマネージャーの気持ちもわからんでもないね。いまどきの子供を相手にする学校の先生とか、若い部下を持つ管理職とかはこのマネージャーの気持ちに同情を覚える人も多そうやね。この記事読んで「あーわかるわー。ホンマそれ」とか思った?
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