レビュー
Rapha


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ついに2025シクロクロス世界選手権が開催された。最大の注目は急遽参戦の表明したワウト・ファン・アールトとマチュー・ファン・デル・プールの二強の対決だ。
そして日本からは日本シクロ王者の織田聖も参戦。
マチューは最前列からのスタートだが、このようにワウト・ファン・アールトは4列目という不利な位置からのスタート。これがレース展開に大きな影響を与えるか。
運命のスタート!この瞬間ですでにマチューは半身のリードで先頭へ。その後の最初のカーブは2番目で突入。しかし、そのカーブを抜けるとそこから一気にマチューが再び先頭に躍り出る。しばらくベルギー勢とともに走るが、それも短い間だけ。
いつもどおりに?もう1周目でベルギー勢をつきはなし独走状態に持ち込む。
最大のライバルであるワウトはスタートが不利だったせいか、後方から追いつくのに時間がかかってまだマチューのけっこう後方。
しかしワウトは3周目になるころにはマチューを追う2番手グループに合流。その後はあえて加速せず一定のペースで走りづつけていくが、4周目に入ろうとするところでワウトが一気にアタック!
ワウトがマチューを本格的に追い詰めようと動く。ここからワウトは単独2番手になる。
この追い上げでマチューとの差は一時かなり縮小した場面もあったが、そこから少しずつ再び差が拡大し始める。6周回目となると1分ほどの差がマチューとつく。
ワウトがミスでバランスを崩す場面も。
一方3位争いは、Lidl-Trekでも走る22歳のベルギーの若武者ティボー・ネイスがオランダ王者のヨリス・ニューウェンハイスを突き放して3位を確保すべく激走。
マチューは勝利を確信し観客の関係者とハイタッチ。結局マチューが独走のまま全く危なげなく彼自身2度目の三連覇を達成。これで、マチューはシクロクロス世界選手権男子エリートで歴代最多の7勝目。レジェンドのエリック・デ・フラミンクと並んだ。
実は、🐷はレース中マチューの上半身のジャージとヘルメットに着目していた。
泥だらけの超難易度コースだったと思うのだが、2位のワウト、3位のネイスと比るとマチューのそれらが比較的綺麗なままだった。たまたまなのか、ベストな走行ラインを選ぶセンスとクニックの差なのか、あるいはバイクをかつぐことが少ないからか、どういった理由があったのかわからないが、不思議に見えた。まぁ遅れていた他の選手でも比較的綺麗な選手はいるように見えたが。
1 | Mathieu van der Poel | オランダ | 1位とのタイム差 |
2 | Wout van Aert | ベルギー | 0:45 |
3 | Thibau Nys | ベルギー | 1:06 |
4 | Joris Nieuwenhuis | オランダ | 1:15 |
5 | Emiel Verstrynge | ベルギー | 1:53 |
6 | Toon Aerts | ベルギー | 1:56 |
7 | Michael Vanthourenhout | ベルギー | 2:00 |
8 | Joran Wyseure | ベルギー | 2:03 |
9 | Lars van der Haar | オランダ | 2:09 |
10 | Laurens Sweeck | ベルギー | 2:28 |
🐷「ベルギーとオランダしかおらへんやん」