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ロードレースとロードバイク

老舗バイクブランドKHSが閉業。米国での約50年のビジネスに幕。

KHSが50年超の歴史に幕へ 老舗バイクブランドの事業終了が示す自転車業界の厳しい現実

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アメリカの老舗自転車ブランドとして知られるKHS Bicyclesが、50年以上続いた「米国での」事業を終了する見通しとなった。長年にわたりMTBやロードバイク、BMX分野で存在感を示してきたブランドの撤退は、多くのサイクリストや販売店に衝撃を与えている。

情報源:KHS Bicycles is Shutting Down U.S. Operations After 50 Years

KHSが事業の背景

報道によると、KHS創業者のWen Hsieh氏は80代となり引退を希望していたという。会社売却も検討されたものの、近年のアメリカ自転車市場の低迷を背景に買い手が見つからず、最終的に事業終了へ向かう流れとなった。

KHS米国法人はすでに営業体制の縮小を進めており、販売代理店網の整理や在庫処分を開始。倉庫施設の売却も進められていると伝えられている。

長年MTBシーンを支え、ロードバイクも展開

1970年代に誕生したKHSは、ロードバイクも展開していたが、特にその存在感が大きかったのはやはりマウンテンバイク市場だと言えるだろう。

アメリカ国内のレースシーンではKHS Factory RacingやKHS Pro MTBを通じて数多くの有力選手を支援。ダウンヒルやクロスカントリー競技でタイトル獲得実績を重ね、ブランド価値を高めてきた。

また、650B(27.5インチ)ホイールの早期採用など、MTB開発において先進的な取り組みを行ったブランドとしても知られている。

KHSはこのようにMTBメーカーというイメージが強かったが一方で、ロードバイク、グラベルバイク、通勤向けモデル、BMXなど幅広いカテゴリーで製品を展開していた。

高級レーシングブランドとは異なるポジションではあったものの、比較的手頃な価格帯と堅実な設計によって北米市場で支持を獲得。多くのサイクリストにとって「一台目のバイク」としてよく選ばれるブランドだったと言えるだろう。

台湾拠点とグローバル展開は継続

一方で、今回の事業終了は主に米国法人に関するものであり、台湾の製造拠点やグローバル供給網については継続される見通しが示されている。

KHS Taiwanは過去の声明で、生産や物流体制は米国法人とは独立して運営されており、海外市場向け事業は引き続き継続すると説明している。

そのため、一部地域では今後もKHSブランドの製品供給が続く可能性がある。

事業の売却・継承が困難な時代

コロナ禍の終了以降ここ数年、自転車業界では需要急増後の反動による在庫過多や価格競争の激化が問題となっている。

有力ブランドや販売代理店の経営難が相次ぐ中で、50年以上の歴史を持つKHSの事業終了は市場環境の厳しさを改めて浮き彫りにしたと言えるだろう。

今回のKHSについても米国における事業を継承してくれる企業、買収相手が見つからなかったわけで、超有名ブランドではなければ事業の売却・継承も困難な経済環境だということだろう。昔のように簡単に支援してくれる時代ではないということ。どこもかしこも買収にはシビアになっている、あるいは経営者側がAIに相談してAIがシビアに判断してたり?(日本の中小企業のM&Aはなんか怪しい企業・コンサルが暗躍し、でたらめな買収がホイホイされているようだが)

レースシーンやMTBカルチャーに大きな足跡を残したブランドが姿を消そうとしている自転車業界の再編は今後さらに進む可能性がある。

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