ツール・ド・フランス

クイックステップのチーム存続は?ツール中止ならロードレース界は終わり。パトリック・ルフェーブルが語る懸念



今朝起きると、安倍首相とIOCの双方が「東京五輪の延期もあり」という趣旨の発言をしたことがニュースに流れていた。

だがワシは「これもう、実質中止への伏線やろ」と思う。延期するならいつにやるのか、ということになるけど、まず会場の予約をおさえられへんやろ。五輪会場となるのはすべてでかい施設ばかり。そんな施設は当然、五輪以外のイベントで年間の予約がびっしりと詰まってることが多いはず。そこに五輪をぶちこむ?無理やろ。

またよく言われるように、秋開催は五輪最大のスポンサーであるアメリカ様のスポーツビジネス界の事情があるため困難。アメリカ様の三大スポーツの重大イベントが秋に連続するから。アメリカとすれば、五輪よりもそっち優先。アメリカのお金がなければ五輪開催は不可能なだけに、IOCはアメリカの犬。アメリカ様の靴をペロペロ。

冬に開催とかあり得へんやろ。南半球でやるならともかく。じゃあ春?来春?いけるか?わかんない。というわけで、五輪は中止が濃厚なのではないかと思う。誰も中止とは口に出せへんだけで。「延期もあり。つまり、言いたいことはわかるな?察しろ」みたいな。

さて、そんな中ロードレースファンが気になるのがロードレース界最大のイベント、ツール・ド・フランス開催の可否。もし今年のツールが中止となればロードレースのビジネスモデルが破滅を迎える?そんなことを、万年金欠集団のDeceuninck-QuickStep(以下クイックステップ)の支配人パトリック・ルフェーブル(Patrick Lefevere)じいさんが話す。



情報源1:Lefevere raises alarm bells over threat to team sponsorships from coronavirus

情報源2:‘If there is no Tour de France the whole cycling model could collapse,’ says Patrick Lefevere


そもそもクイックステップは大丈夫なのか?



クイックステップにとって最も大切なのは、春のクラシックシーズン。しかし、春のモニュメントは全滅。その他のレースもほぼ全滅。チームの活躍を世間にアピールする機会がほぼ完全に奪われた。

こうなると、チームのスポンサー様のロゴなども当然アピールできない。ロードレースのチームをスポンサーする意味がなくなる。そんな状態でスポンサーは離れたりしないのか?この点について、ルフェーブルじいさんは次のように述べる。

“The spring, the most important showcase for my team, is completely gone. At Quick-Step we have certainly built up historical credit but this is only our second year with Deceuninck. We have won 83 races so far, so I hope they will think about that too,”



訳「春がチームにとって最も重要な季節なわけやけど、相次ぐレース中止で完全に終わった。クイックステップというチームは長年しっかりと信用を築き上げてきたわけやし、今年はDeceuninck社がスポンサーとなって2年目やけど、こんなレース界は今年限りの特殊な状況でしかないわけよ。これまで83のレースで勝ってきたからね、Deceuninck社もそういうチームの実績を考慮してくれるやろうと思う」

というわけで、ルフェーブルじいさんとしては、たぶんDeceuninck社は今年がこんな状況やからといってすぐにスポンサーを辞めるとかはないだろうと考えているもよう。それが単なるじいさんの個人的願望なのか、同社と話をしたうえでの感触なのか、それとも、あえてメディアにそれを言うことで同社との交渉を優位に進めようという戦略的な発言なのかは不明。

ツール・ド・フランス中止とビジネスモデルの崩壊



続いてルフェーブルじいさんは次のように述べる。

‘If there is no Tour de France the whole cycling model could collapse,’



訳「ツールが中止なら、ロードレース界全体のビジネスモデルは崩壊するやろね」

言うまでもなく、ツール・ド・フランスの世界的注目度は別格。そこで目立つこと、メディアへの露出を増やすことがスポンサーの望みであり、チームの目標。ツールで目立つからこそスポンサーはつく。これが基本的なビジネスモデル。

そんな絶対的な影響力をもつツールが中止となれば、スポンサーはチーム運営・所有から手を引くかもしれない。それが連鎖的に起これば、ロードレース界のビジネスモデルは崩壊する。

“All companies that export will see their turnover drop. And then savings are quickly made on marketing. It would be naive to think that the economic impact of the coronavirus crisis does not translate to cycling.”



訳「輸出企業は軒並み売上が減少する。そしてみんな節約に走る。新コロ助による経済への影響がロードレース界とは無関係と考えるのはアホやろね」

“In the first case we race again in June, in the worst case, the season is over. I may be a pessimist, but who would have dared to predict three weeks ago that half of Europe would suddenly be under house arrest?”



訳「一番ええのは6月から再びレースができること。最悪なのはこのままシーズンが終わってしまうことや。ワシは悲観的すぎるかもしれへんけど、3週間前に一体誰が、ヨーロッパの半分でいきなり外出自粛となるような事態を予想できた?無理やろ。何が起こるかわからへんのや」

なんとかツールだけはツールだけは・・・神様ヘルプ! 





5 thoughts on “クイックステップのチーム存続は?ツール中止ならロードレース界は終わり。パトリック・ルフェーブルが語る懸念

  1. よっしゃこうなったら今年のツールは日本で開催しましょう!
    まだ感染者が出てない岩手・青森・山形を巡るツール・ド・フランスinジャパン@みちのく、ということで
    山あり海あり田園あり、の厳しくも素晴らしいルート引けますよ

    1. そして福島や宮城もちょっと通り復興アピール!そして、ついでに島根や鳥取まで走って出雲大社に砂丘!

      安倍ちゃん動くのは今や!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください