Nikeがインドアサイクリング用シューズ「Nike SuperRep Cycle」を販売へ
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かつて1990年代後半から2000年代前半にかけてロードレース界にもシューズなどを提供し、部分的ではあるが参戦していたアメリカ帝国が誇る世界最強のスポーツブランド、ナイキ(Nike)。2008年ごろを境にしてロードバイクシーンの表舞台からほぼ姿を消した。
ここで「ほぼ」と書いたのは、現在でもマーク・カヴェンディッシュなどに対してNike製のロードバイク用シューズ提供しているから。ただし、おそらくそれらも作っているのは某イタリアンブランドであると思われる。OEM品というべきか。
そんなNikeだが、新コロ助の猛威吹き荒れる中で室内トレーニングが盛り上がる昨今の事情に合わせ、なんとローラー台用・スマートトレーナー用のシューズを販売開始する。それが、Nike SuperRep Cycle。
Nike公式ページ(海外):Nike SuperRep Cycle
見ての通り、2つの大きなベルクロテープを使った、ある意味で古典的なシューズである。しかし、ベルクロは紐式に比べて履きやすい。すぐに脱着できる利便性がある。
室内ではあまり長時間のバイクトレーニングはしないであろうこと、外でのライドに比べると様々な事情によりローラー台やスマートトレーナーでのトレーニングを中断して、なんらかの用件を済ませるときも多いことなどを考えると、脱着のしやすいベルクロ式は正解であろう。また、価格もベルクロ式だと安くなるのでお手軽。
もちろんテキトーに作ったわけではなく、Nikeなりの工夫が施されている。室内でのトレーニングは汗を大量にかくうえに風を受けないので乾燥しにくい。そこでシューズにも汗をためにくく、快適で軽量になるよう工夫がなされている。アッパー部分のメッシュ構造などがそれである。
色は上の黒以外に赤もある。
日本での販売時期は6月1日が予定されているが、新コロ助のこともあるので遅れることもあるかもしれない。
個人的には外用シューズと室内用(ローラー用)シューズの2つを持つほうが良いと思っている。なぜなら、冬場の外でのライドにはシューズカバーが必須となるが、シューズカバーは着けにくく、外しにくい。つまり一度つけてしまうと冬期はつけたまま。
そのシューズカバーをつけたままのシューズで室内トレーニングも大きな問題があるわけではないが、若干シューズを履きにくいということもあるし、足先に熱がこもってつま先に汗が溜まることもある。
そんなわけで、冬期の室内トレーニングのことを考えれば、屋外&屋内の2種類のシューズを持っているほうが何かと捗ると思われる。